「世界の夢の旅先10か所」に選ばれたあしかがフラワーパークや、世界で絶賛された河内藤園など、全国のおすすめ藤名所をご紹介!全国でおおむね4月下旬〜5月上旬ごろに見頃を迎えるので、ゴールデンウィークのお出かけ先にもぴったりです。
1.あしかがフラワーパーク(栃木)
2014年アメリカCNNテレビによって発表された「世界の夢の旅先10か所」で、日本から唯一選ばれたスポットが「あしかがフラワーパーク」。園のシンボルツリーとして知られている600畳の大藤棚が、映画『アバター』に出てくる魂の木のようだとも話題になり、日本だけでなく、世界からも注目されています。
「大藤棚」が見ごろを迎える4月中旬〜5月中旬には「ふじのはな物語~大藤まつり~」が開催され、特に多くの人で賑わいます。また、10月下旬〜2月上旬には夜景コンベンションビューロー認定の”関東三大イルミネーション”にも選ばれた、幻想的なイルミネーションを楽しむことができます。
2.河内藤園(福岡)
福岡県・北九州市にある、私設ながら3,000坪もの面積を誇る一大藤園。藤の開花時期と紅葉シーズンの一時のみ、一般に公開されます。
藤の花の開花は、例年4月下旬〜5月中旬頃。定番の紫の花から、白にピンク、青紫と、色とりどりの藤の花が園内に咲き乱れます。
河内藤園が世界で絶賛されるようになったきっかけが、一番人気の藤の花のトンネル。110m、80mと2本の藤トンネルが設置され、トンネル状の藤棚に隙間なく藤が花を咲かせています。
そのほかドーム型の藤棚や、約1,000坪もの大藤棚など、さまざまな藤の絶景が楽しめます。
3.白井大町藤公園(兵庫)
総延長500mの藤棚が見どころの藤公園。藤の開花に合わせて例年4月下旬~5月中旬のみ開園し、概ね5月上旬ごろから見ごろを迎えます。
夜には藤棚のライトアップも実施。藤の花の甘い香りが漂うなか、暗闇に浮かび上がる藤棚の風景はどこか幻想的です。
4.西寒多神社(大分)
大分県にある「西寒多神社」は、県内では「宇佐神宮」につぐ尊崇をあつめる神社です。樹齢数百年の一本の木から咲き誇る美しい藤が有名で、花房は長いものになると1mを超えるそう。例年4月下旬から5月上旬にかけて見頃を迎えます。
藤棚のすぐ隣には、寒田川にかかるアーチ型の「萬年橋」があり、こちらは大分県の有形文化財に指定されています。
5.曼陀羅寺(愛知)
尾張の名刹として知られる西山浄土宗の古寺。寛永9年(1632年)建立の入母屋造の正堂、文禄元年(1592年)建立の書院はともに国の重要文化財指定を受けています。
また境内に12種・約60本の藤が植栽されている藤の名所で、例年4月中旬〜5月上旬にかけて紫や白、ピンクの花を咲かせます。
6.笠間稲荷神社(茨城)
飛鳥時代に創建され、1350年以上もの歴史をもつ「笠間稲荷神社」。庶民の神様として知られ、年間350万人以上の参拝者で賑わいます。
境内にある藤樹は樹齢400年にもおよび、昭和42年(1967年)に県の天然記念物に指定されました。例年4月下旬〜5月中旬に見頃を迎え、境内が鮮やかに彩られます。
7.藤公園(岡山)
岡山県和気町にある、100種類もの藤の花が植えられている花の名所。総延長500mもの大規模な藤棚が一番の見どころで、4月下旬~5月上旬の開花時期には多くの花見客が訪れます。
また種類豊富なだけあって色とりどり、さまざまな花を咲かせる藤が鑑賞できるので、その違いも楽しんでみてください。
8.阿智神社(岡山)
倉敷美観地区の奥の方、鶴形山の山頂に鎮座する神社。海の守護神と、交通交易、財宝、芸術、美の神様をお祀りしています。200段の階段を登りきると、眼下には美観地区をはじめとする倉敷の街並みを一望できます。
また天然記念物に指定されているアケボノフジが有名で、「阿知の藤」として親しまれています。5月のGW頃には可憐に咲きほこる藤を見ることができますよ。
9.千光寺公園(広島)
千光寺山の山頂にある都市公園。山頂まではロープウェイで行くことができ、車窓から尾道の美しい街並みを眺めることができます。
桜の名所としても有名な千光寺公園ですが、4月下旬からの藤の季節には、美しい藤棚が見られることでも知られています。藤棚の周囲に植えられたツツジも同時期に見ごろを迎え、初夏の花々の共演が楽しめますよ。
10.亀戸天神社(東京)
九州の太宰府天満宮に倣って社殿や回廊、心字池、太鼓橋などが造営され、”東宰府天満宮”あるいは”亀戸宰府天満宮”とも称される「亀戸天神社」。学問の神様である菅原道真公をお祀り、学業成就のご利益があるとして受験シーズンには多くの受験生で賑わいます。
江戸時代から”藤の名所”として親しまれており、4月の下旬からは100株以上の藤の花が一斉に咲き始めます。見頃にあわせて開催される「藤まつり」では、50以上の露店も並び大賑わい。境内からはスカイツリーも見ることができ、東京随一と言われる藤とのコラボレーションも楽しめますよ。
11.はままつフラワーパーク(静岡)
浜名湖畔に広がる世界の花のテーマパーク。約30万㎡の敷地には3,000種10万本の植物が植えられており、ウメ、桜、チューリップ、バラ、藤、ハナショウブ、アジサイなど四季折々の花が咲き誇ります。
4月下旬~5月上旬にかけて見ごろを迎える藤の花は、80mのノダナガフジの藤棚と70mのシロフジの藤棚が特に見どころ。開花にあわせて、夜のライトアップも行われます。