ステップ③:店舗作り・メニューを決める
具体的な店舗づくりに入っていきましょう。必要な項目は以下の5つです。
- 店舗づくりに必要な5項目
- サロンの名前を決める
- メニューを決める
- 料金を決める
- 営業日時を決める
- 空間づくり
詳しく見てみましょう。
サロンの名前を決める
サロンの名前はお店の象徴になるので、愛着の沸く名前にしましょう。とはいえ、名前を決める際のポイントもあります。
- サロン名を決める際のポイント
- 誰でも読める名前にする
- 覚えやすい名前にする
- 検索しやすい名前にする
- アロマサロンであることがわかる名前にする
- 名前や響きに変な意味がないかをチェックする
- 他のお店が商標登録をしていないかを確認する
また、昨今はWeb集客が主となることが多いため、サロン名を考える際は「インターネット検索」を意識する必要があります。
「サロン名はおしゃれに横文字で表記したい」と希望する方が多いですが、お客さまのほとんどは検索する際に「カタカナ」で検索します。そのため、「ヴィ」と「ビ」、「ジ」と「ヂ」など、間違いやすい文字が含まれるサロン名は、不利になる場合があります。
多くの人が間違いなくカタカナ読みできるサロン名を意識しましょう。
メニューを決める
メニューを考える際は、少なくても以下の2種類を用意しておきましょう。
- フロントエンド
- バックエンド
「フロントエンド」とは、集客するためのサービス。「バックエンド」とは、利益をだすためのサービス。サロンでは、「フロントエンド」→「バックエンド」で提案するのがセオリーです。
また、フロントエンドでは絶対的な自身があり、満足度の高い内容にしておきましょう。合わせて「問診票」も作成しておきます。
料金を決める
価格を決める際に、よくやってしまう失敗例は以下の3つ。
価格を決める際の失敗例
- 自分だったらいくら払うかな
- こんな金額受け取っていいのかな
- 相場ってこれくらいよね
どれも価格を低めに設定してしまう間違いです。
お客さまの立場で考えすぎると、「安い方がうれしい」という思考が働いてしまいます。また、お金のブロックがある人も「こんな金額受け取っていいのかしら…」と価格を低めに設定しがちです。また、周辺エリアの値段をみて、「他所よりも少し安く設定してしまう」というのもよくありません。
大事なことは、サロンを維持継続するために必要な「顧客単価」を割り出し、その金額にサービスレベルを合わせていきましょう。
営業日時を決める
自宅サロンといっても、営業日・営業時間は決めましょう。理由は2つです。
- 営業日を決めた方がいい理由
- 不定休は、実は不親切
- 自分も予定が立てやすい
定休日を作ってしまうと「来てくれるお客さまが減ってしまいそう…」と考えるかもしれませんが、実は「不定休」と書かれる方が不親切な場合もあります。自分都合で休みを自由に設定していると、お客さまからは「今日はやってるかな?」となり、スケジュールが立てにくいです。
また、自宅サロンの場合は家族の協力が必要になりますので、定休日をつくることで「家族優先の日」を設定できます。自宅サロンを長く運営するには、「家族との時間」をしっかり確保できる工夫をしていきましょう。
空間づくり
空間づくりに悩んだら、プロに相談してみるのもいいでしょう。世の中には「自宅サロン専門のインテリアコーディネーター」という方もいるので、興味があれば一度相談してみましょう。
ステップ④:必要な許可・届出を申請する
エステサロンや美容室とは違い、アロマサロンの開業に必要な届け出は「開業届」のみです。
開業届は原則、開業した日から1か月以内に税務署に提出するよう定められています(所得税法229条)。また、書類は国税庁のホームページからダウンロードできます。
実はこの開業届、提出しなくても罰則規定はありません。
開業届を提出するメリット
罰則がないからと言って、開業届を提出しないでいると損する場合があります。
開業届を提出することで得られるメリットは以下の5つ。
- 開業届を提出するメリット
- 節税効果の高い青色申告が行える
- 赤字は3年繰り越すこせる
- 小規模企業共済に申し込める
- 働いている証明になる
- 屋号で口座が作れる
開業届を提出することで、節税効果の高い「青色申告」ができるようになります。
また、小さいお子様がいて保育園などに預ける場合は、「開業届」が証明書として使えます。
ステップ⑤:集客をする
集客方法についてはいろいろありますが、「自宅サロン開業時」に絞って紹介すると最低限以下のアイテムを準備しておきましょう。
開業時に準備したい広告
- ロゴ
- チラシ・パンフレット
- ホームページ
- ブログ
- SNS(Instagramなど)
- 看板
- 名刺
- 紹介カード
自宅サロンについてお客さまが抱いているイメージは「自宅サロンは怖い」ということ。そのイメージを払しょくするには、
- サロンの店内の様子が分かる
- 施術するオーナーはどんな人か分かる
- いつ営業してるのか分かる
といった点に考慮して情報発信していくことが大事です。
自宅サロンを開業するなら、保険加入も大事
サロン運営をするなら、トラブルについて準備しておくことも必要です。時には損害賠償に発展するケースも。お客さまを守るだけでなく、あなた自身を守るためにも保険には加入しておきましょう。
おすすめは一般社団法人国際ホリスティックセラピ協会が提供する「IHTA 賠償責任保険」です。
YMCメディカルトレーナーズスクールは、この一般社団法人国際ホリスティックセラピー協会の認定校として活動しいるので、YMCで学んだ手技で起こった事故については、この保険でカバーできます。
※協会会員であることが条件となります。
主な補償内容は以下のとおり。
- IHTA 賠償責任保険の特徴
- 補償内容
施術中に起こった対人における賠償責任。施設所有者は対人対物における賠償責任。 - 保険料
年会費:15000円
※一般社団法人国際ホリスティックセラピー協会の年会費に含まれる - 給付金
賠償責任(対人)
支払限度額 1000万円 免責 3万円
施設賠償責任保険(対人・対物共通)
支払限度額 5000万円 免責 なし
訴訟対応費用 支払限度額 1000万円 免責 なし - 提供団体
一般社団法人 国際ホリスティックセラピー協会(IHTA)
まとめ
自宅でサロンを開業する場合、店舗を借りる場合と比べて費用を大幅に抑えられるのがメリット。そのため赤字になりにくく、黒字に乗せやすいのが特徴です。
とはいえ、準備を怠っては失敗する可能性も高くなります。本記事で紹介した開業に向けての準備をしっかり行い、お客さまに喜ばれるサロンづくりを目指してください。
また、YMCメディカルトレーナーズスクールでは自宅サロンとして人気の高い「アロマセラピスト」を育成する講座を開催しています。
気になる方は、ぜひ無料の資料請求で情報収集してください。
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