結婚相手とお互いにどんな希望を持っているかを事前に共有することはとても大切です。今回、男性が結婚相手に対して、どのような働き方や年収を希望しているかについて紹介します。それらのデータを参考に、ぜひパートナーと一緒になってお互いのキャリアや人生観を話し合い、将来を見据えたライフプランを考えてみてください。
男性が結婚相手に求める年収は?
今や女性もキャリアを積むのは当たり前、共働きは当たり前の時代です。結婚、出産後も働き続ける女性は多くいます。そうした時代において、男性はパートナーである女性に対して、どの程度の年収を求めているのでしょうか。
結婚適齢期の男性がパートナーの女性に求める年収
パーソルキャリア株式会社運営の転職支援サイト「doda」は1万5,000人のビジネスパーソンを対象に「パートナーに期待する年収調査」を実施しました。その調査結果から、いわゆる結婚適齢期と言われる20代、30代の男性のデータを見ていきたいと思います。
20代の男性がパートナー女性に希望する年収は「300万~400万円未満」が35%でトップ、次が「300万円未満」で26%となっています。30代男性では300万円未満が26%でもっとも多く、「300万~400万円未満」で22%となっています。
また20代男性では、「求めない」が7%、「扶養内」が1%、30代では「求めない」が15% で「扶養内」が4%という低い結果になっています。
女性の実際の年収はどうなの?
それでは女性の実際の平均年収はどのくらいなのでしょう?男性が求める年収と大きくかけ離れていたりするのでしょうか?
20代女性の平均年収は319万円、30代女性は375万円
2018年から2019年かけてパーソルキャリア株式会社がdodaエージェントサービスに登録した約40万人の中から正社員として働く女性をピックアップし、平均年収を調査しました。それによると、20代女性の平均年収は319万円、30代女性では375万円となっています。
先述の男性が女性に求める年収に照らし合わせてみると、ほぼ同程度と思っていいのではないでしょうか。
男性は出産後も女性に働いてほしいと考えている?
また、パーソルキャリア株式会社の「パートナーに期待する年収調査」によると、「出産後も働き続けてほしい」と思っている男性は26%、「できれば働き続けてほしい」が58%で、合わせると84%となり、8割以上の男性がパートナーには働き続けてほしいと思っています。
一方、女性はというと、出産後も「働き続けたい」が35%、「できれば働き続けたい」が37%で、7割以上の女性が出産後も働き続けたいという結果になっています。
こうした傾向は、「男女平等」「お互い経済的に自立しているほうがよい」「共働きがリスクヘッジになる」といった考えが多くの人に浸透しているからではないかと推察することができます。