『おかあさんといっしょ』(NHK Eテレ)で2016年から6年間「歌のお姉さん」として活躍した小野あつこさんが、2022年4月2日で番組を卒業しました。
小野あつこさん
前編「あつこお姉さん、コロナ禍での思いを明かす「子供達に“大好き”と言ってもらえることが…」」ではあつこお姉さんとして愛されてきた小野さんが「歌のお姉さん」を目指すようになったきっかけや、コロナ禍で子どもたちに笑顔を届けるために意識していたことなどをお話ししてくれました。
後編では、ゆういちろうお兄さんたちとのチームワークや、4月20日に発売されるブルーレイ・DVD『「おかあさんといっしょ」みんなとつくるコンサート!ワンワンもおとうさんもいっしょ!』などについて聞きました。
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大先輩「ワンワン」の印象
――ゆういちろうお兄さんたちとは、どうやってチームワークをつくり上げてきたのでしょうか?
小野:すごく優しくて仲間想いな方が集まったんだなと思います。私とゆういちろうお兄さんは一緒に山登りをしているような感覚がありました。ゆういちろうお兄さんはリーダーシップがあって、いつも一歩先を行ってくれました。皆のことも気にかけながら先を目指して進んでくれていたのですごく安心感がありました。
誠お兄さんはすごくポジティブで、後ろから支えてくれる心強い仲間でした。私にはない発想を持っていて、何か面白いことがあったら教えてくれて、それが刺激になっていました。コロナ禍で子どもたちが来られなくなってしまったときも面白い提案をしてくれるので、それが番組の新しい良さになっていると思います。
――誠お兄さんのアイディアで印象に残っているものはありますか?
小野:例えば「シルエットはかせ」のコーナーでは通常、子どもたちが回答するのですが、子どもたちが来られなくなってからは私たちが答えるようになりました。そのときの誠お兄さんの回答がいつも面白かったです。
あと「そうぞうのへや」のコーナーでは、お題を元に本当に自分たちで考えて絵を描くんです。私は結構考え込んでしまうほうなのですが、誠お兄さんは誰よりも描くのが早くていつも他の人が想像できないような絵を描いてくれました。
杏月お姉さんは本当にしっかりしていて気配りがあって優しいんです。子どもたちからすごく人気があるのは、その人柄が伝わっているのだと思います。私も学ばせてもらうことがたくさんありました。あと、杏月お姉さんといえばやっぱりあの笑顔ですね、私もいつも元気をもらっていたし癒されていました。