春と言えば出会いの季節。新生活や入社式、引っ越しなど人生における新たなスタートを切ることが多いですよね。学生にとっては春に始まる就職活動も、自分の将来を踏み出すための大切な行事のひとつです。
写真はイメージです(以下同じ)
そんな就職活動では、「就活ラブ」が生まれることもあります。就活ラブのイタい経験を、荻野百合さん(仮名・26歳)が語ってくれました。
目の前に現れた「都会の男」が輝いて見えた
「西日本の田舎生まれで田舎の大学通いだったので、都会で働きたくて基本的に大阪を中心に就職活動をしていました。バスで片道3時間、せっせと大阪に出向く日々でした」
そんな荻野さんに衝撃的な出会いが訪れます。
「ある企業の選考を受けた時、大阪の大学の就活生で仲良くなった男の人がいました。大阪出身でノリもよく、営業職志望だったのでとにかくコミュニケーション力が高くて。初対面でもかなり魅力的に見えたんです」
選考の後に大阪でおしゃれなカフェに連れて行ってくれるなど、都会のデートも楽しませてくれたと話します。
「田舎しか知らなかったので、都会の街並みも都会大学生の彼もとてもキラキラして見えて……。彼が私の好きなNEWSの小山くんにそっくりだったことも、惹かれた点でした」
「運命かも」なんて!言葉巧みに気持ちを揺さぶってくる彼
以降、大阪で選考がある時は欠かさず、彼と食事をしたり遊んだりするようになったといいます。
「当時の私には、2年くらい付き合っていた遠距離の彼氏がいたんです。だから良くないとは分かっていても、徐々に彼に惹かれていっている私がいました。巧みな言葉に気持ちも揺さぶられてしまって……」
彼は出会ってまだ日が浅いタイミングで、「はじめて話した瞬間にビビッときた、運命かも」「彼氏よりも自分を選んだ方が絶対楽しいし幸せだ」という言葉をささやき、荻野さんを誘惑してきたとか。
「催眠術にかかってしまったように、彼の言葉に心が持っていかれていました。でも今考えると、ストレートに『好き』という言葉はなかったな」
すっかり彼に夢中になってしまった荻野さんは、遠距離をしていた彼との関係に終止符を打ち、ますます彼にのめり込んでいきました。