ミリオネア人口、日本が3位にランクイン。世界のお金持ち事情を探る。

日本の超富裕層は3,350人で8位にランクイン

さらに同レポートでは、資産5,000万ドル（1ドル105円換算で約52.5億）超えの超富裕層の人数も発表しています。
ここでは、アメリカが1位、中国が2位の順位に変わりはありませんが、日本は3,350人と8位にとどまっています。

1位：アメリカ　8万510人
2位：中国　1万8,130人
3位：ドイツ　6,800人
4位：イギリス　4,640人
5位：インド　4,460人
6位：フランス　3,700人
7位：カナダ　3,530人
8位：日本　3,350人
9位：ロシア　3,120人
10位：香港特別行政区　3,100人

世界最高のお金持ちは誰？

フォーブスのhe World's Billionairesでは、毎年世界の大富豪ランキングを発表しています。2019年のトップ10の顔ぶれは以下のとおりですが、世界一のお金持ちがアマゾンのCEOであるジェフ・ベゾスで1,310億ドルの総資産となっています。2位はマイクロソフトのビル・ゲイツ氏で965億ドル、3位のウォーレン・バフェット氏まで、トップ3はアメリカ勢が占めました。

日本のトップは、41位にランクインしたファーストリテイリングの柳井正会長で、資産額は222億ドル（約2兆3,310億円）。43位にはソフトバンクグループの孫正義会長が入り、216億ドル（約2兆2,680億円）の資産で、柳井氏に僅差で迫っています。このほか、379位に楽天の三木谷浩史会長、617位にニトリの似鳥昭雄会長がランクイン。元ZOZOのスタートトゥデイ社長前澤友作氏は、1,281位となりました。

1位：ジェフ・ベゾス　1,310億ドル／米国／アマゾン・ドット・コム
2位：ビル・ゲイツ　965億ドル／米国／マイクロソフト
3位：ウォーレン・バフェット　825億ドル／米国／バークシャー・ハサウェイ
4位：ベルナール・アルノー　760億ドル／フランス/LVMH
5位：カルロス・スリム・ヘル　640億ドル／メキシコ／通信事業
6位：アマンシオ・オルテガ　627億ドル／スペイン／インディテックス
7位：ラリー・エリソン　625億ドル／米国／ソフトウエア事業
8位：マーク・ザッカーバーグ　623億ドル／米国／フェイスブック
9位：マイケル・ブルームバーグ　555億ドル／米国／ブルームバーグ
10位：ラリー・ペイジ　508億ドル／米国／グーグル

最もお金持ちが多いのはアメリカですが、日本も健闘していることがわかりました。また、大富豪4,680万人が世界の総資産の44％を保有しており、このことからも貧富の差が進んでいることがわかります。日本でも格差社会が問題となっていますが、世界における日本人のお金持ちのパワーを、国内の課題解決に活かしてほしいものです。

文・coolpolaris（マーケティングプランナー・ライター）