お弁当作りのプレッシャーから解放されたいすべての方へ。
手が込んだお弁当はいつも正義なのか?
新生活が始まり、学校や遠足で「お弁当作り」を求められることがありますよね。正直、気が重かったりしませんか? それは「ちゃんと作らないと!」という意識が働いている証拠。頑張ろうとするママやパパの気持ちの一助になれたらと、いつも思っています。
ビジュアルや栄養バランスの優れたお弁当だけをゴールにせず、子どもたちが「おいしかったよ! ありがとう!」と思ってくれることを正解にしてみると、お弁当作りが気楽になるかもしれません。
そこで今回は「お弁当はこうでなくてはダメ!」という固定概念を捨てるご提案をしたいと思います。必ずしも守らなくてもよい“暗黙ルール”を3つあげながら、それらを気軽に緩和させるアイディアを紹介していきましょう。
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①おにぎりをひとつひとつを握る
冷凍パスタ、冷凍チャーハンは手抜きではない! 自信を持って活用すべし!
冷凍パスタは冷めてもベトベト・ボソボソにならないって、知っていますか?
「お弁当には必ずおにぎりを2個持たせてください」というおにぎり弁当ルールがある場合を除き、おにぎりを握っておかずもしっかり準備するようなことをしていると、意外と時間がかかって手間だと感じる人もいるでしょう。
おにぎりが持つ最大のメリットは、食べやすさ(気軽さでもある)。しかし、衛生面を考えたり、具材を細かく分けたり、カタチを考えて作っていくと、準備自体が簡単ではなくなりますよね。以前「おにぎらず」がブームになったことがありましたが、「お弁当にはいつもおにぎりが王道」だなんて、誰も決めていないはず。子どもに聞いてみると、やみくもにおにぎりばかりを望んでいるわけではないことがわかるでしょう。
そこで、たまにはおいしく調理された「冷凍パスタ」や「冷凍チャーハン」を温めて主食として入れてみてはいかがでしょうか? ファミレスでも人気のパスタは歓迎してくれますし、チャーハンの上にシュウマイが乗っているだけで、いつもと違う特別感にまとまります。
お弁当作りの負担を減らしたい日に、変な罪悪感を捨てて試してみてください。子どもの反応が良ければ、いろんなパスタをストックしておくのも便利で、作り手の心を軽くしてくれることがあります。
②デコ弁やかわいい盛り付け
まずは、かわいいものよりおいしいものを! 市販の“キャラクターおかず”はシンプルでもかわいい!
キャラクターのかまぼこは、かわいいだけではなくタンパク質が豊富なのもうれしい
SNSで映えるデコ弁やプロ顔負けの豪華弁当は、必ずしも子どもから称賛されるわけではありません。それは時として作り手の自己満足によるところもあり、それで親が疲れてしまうことを、子どもは望んでいないはず。これまで子どもに寄り添っていて感じるのは、作り手のママやパパが「自分の好きなもの(=おいしい)を入れてくれているか?」というシンプルなことが大事だということ。他の家庭のお弁当を気にするよりも、我が子に向き合って希望を聞いてみましょう。
もし「すみっコぐらしがいいなあ!」とリクエストされたら、それを叶えてくれるかまぼこやソーセージが購入できますし、カットのりやふりかけもあります。弁当箱や弁当カップ等でも工夫ができるかもしれません。スーパーに行けばかわいいアイテムはそろっていますから、一緒に選んでそれらをシンプルに活用すれば、十分に素敵なお弁当を作り上げることができます。