結婚には勢いも必要と言いますが、勢いに任せ過ぎて痛い思いをすることも…。
写真はイメージ(以下同じ)
本郷奏多似のイケメン男子、山本貴史さん(仮名/30歳)は、同年代の友人と比べても、以前から結婚願望が強かったと言います。
気がついたら30歳目前
「歳の離れた兄が、早くに結婚した影響があるかも知れません。両親も20代前半で結婚したと聞いていますし、昔から結婚願望がありました」
そう語る貴史さんは、本郷奏多を彷彿(ほうふつ)とさせるイケメンである上に、外資系企業に勤めるハイスペック男子。寄ってくる女性は多かったのではないでしょうか?
「確かに、学生時代はそこそこモテていました。でも、社会人になってからはなかなかいいご縁がなくて…。仕事も楽しかったし、気がついたら30歳目前です」
漠然(ばくぜん)と20代のうちに結婚するだろうと思っていた貴史さんは、30代を目前にして急にアセりを感じたと言います。
理想の女性との出会い
そんな時、友人の紹介で、箱入り娘感のある女性のミドリさん(26歳/仮名)と出会い、貴史さんは一目惚れをします。
「ミドリさんは少し世間離れした雰囲気のある女性で、とても清楚で美しい人でした。一瞬で惹かれて、話をすると少し天然な感じが可愛くて、さらに惹かれました」
「この人だ!」と確信した貴史さんは、猛烈なアプローチを開始。「結婚を前提として付き合って欲しい」とミドリさんを口説き倒し、無事、お付き合いがスタートしました。
お義母さん登場
順調にデートを重ねる貴史さんとミドリさん。4回目のデートの時に、貴史さんが待ち合わせのレストランに向かうと、ミドリさんはお義母さんと一緒に居たと言います。
「彼女のお義母さんは地方に住んでいると聞いていたので、突然いらっしゃってびっくりしました。でも、わざわざ会いに来てくれたんだと嬉しかったですね」
お義母さんは東京から飛行機で1時間ほどの地方に住んでいるものの、月に数回はミドリさんの様子を見にくるのだそう。ミドリさんとお義母さんは隣り合った席に座り、とても仲が良い様子でした。
「お義母さんも僕と彼女のお付き合いを喜んでくれているようだったので、ほっとしました」
いつもと違い、甘えん坊な娘の顔を見せるミドリさんを「可愛いな」と思った貴史さん。しかしこの後、ミドリさんとお義母さんの会話に耳を疑います。