好きを仕事に=ラクをしている?
やりがいと収入、両方のモチベーションを保つには「好きなことを仕事にする」というのが、よい方法のように思えます。しかし、子供の頃からの夢を叶えたり、好きなことを仕事にできている人は、そう多くはないのが現実のようです。
好きな仕事で評価されて収入を得ることは、決して「ラクして収入を得る」ことではありません。
好きなことを仕事にする、好きなことで収入を得る≠ラクをして収入を得る
好きなことや得意なことを仕事にできれば、そうでない場合と比較して、より大きな結果が得られます。仕事に対する使命感や情熱がより大きくなり、仕事への研究や勉強も苦にならないでしょう。
好きだからこそ極めたいという気持ちが、仕事のレベルをより一層高いものにしてくれるはずです。
そんな気持が仕事そのものへのモチベーションを自然と引き上げ、純粋に頑張れるのではないでしょうか。
「好きなことは仕事にしてはいけない」というルールはありません。好きだからこそ、一生のうちに長い時間をかける仕事にして、苦楽を共にする。それこそが、非常に幸せな働き方、そして生き方そのものなのではないでしょうか。
自分の好きなことが収入につながれば、自分の好きなことが社会的に価値があると認められている、と実感できます。
好きな仕事で収入を得ることは「収入を得た」という喜びではなく、「自分の好きなことで社会的に認められた」という喜びも隠されているのです。
財産があれば、働かなくてもいい?
「生活に困らないくらいの財産があれば、働かなくても良いのか?」
この問いに対する答えは、人によって異なるでしょう。
一生遊んで暮らせるお金がある人は、物理的には働かなくても問題はありません。30代や40代という若いうちに財産を築いて第一線を退く、いわゆるアーリーリタイヤメントやFIREといった生き方を選ぶ人もいます。
しかし、生活に困っていなくても、働き続ける人は少なくありません。誰もが知っている有名人や大企業の社長などは、すでに十分な財産があり遊んで暮らせるはずなのに、精力的に働き続けています。
彼らは収入のためだけに働いているのではなく、仕事を通じて得られるやりがいや自己実現、社会とのつながりを実感するために働いているのではないでしょうか。
仕事は収入が得られるだけでなく、成長や感動をもたらしてくれるもの。仕事でしか達成できない目標や、知り合えない仲間の存在、それらを通じて充実した毎日を過ごすことができるのです。
収入もやりがいも、どちらも追求しよう
生活をしていく上で、収入は必要不可欠なものです。よって、働く理由をお金に定めるのは決して悪いことではありません。
しかし、収入だけにフォーカスしてしまうと、仕事がつまらなく、時に苦しいものになってしまいます。
収入にプラスして、仕事にやりがいや達成感を求めることで、視野が一層広がるはずです。
「収入を得ること以外の働く理由が見つからない」
「仕事に楽しいことなんてひとつもない」
などと悲観的にならず、自己実現が叶う仕事を通じて、もっと人生を豊かにしましょう。
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