18.孫文記念館
「孫文記念館」は、中国の革命家「孫文」の功績をたたえる、日本で唯一の施設です。この建物は、かつて神戸で活躍した貿易商「呉錦堂(ごきんどう)」の別荘「松海別荘」が前身となっています。
写真の八角の形が特徴的な建物は「移情閣(いじょうかく)」と呼ばれ、松海別荘の隣に建てられていました。孫文は1913年3月14日に神戸を訪れましたが、このとき政財界の有志が開いた歓迎会の場所が、この移情閣だったのです。移情閣は以後、神戸華僑総会が管理していましたが、1983年に兵庫県に寄贈された後に改修工事が行われ、1984年11月12日、孫文生誕の日に一般公開が開始されました。
記念館では、日本・神戸と孫文との関わり、呉錦堂の生涯や移情閣の移り変わりについて、詳しく展示しています。
19.旧居留地十五番館
明治13年(1880年)に竣工され、アメリカ合衆国領事館として使用されていた建物が「旧居留地十五番館」です。震災によって全壊しましたが、部材を利用して見事に復元。神戸で最も古い異人館として、国の重要文化財に指定されています。
コロニアルスタイルの美しい洋館は、一見の価値あり!現在はカフェレストランがはいっており、洋館カフェとして人気を集めています。
20.神戸酒心館
「灘五郷」と呼ばれる神戸の酒どころ5つ(西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷)の中で、最も西側に位置する御影郷(みかげごう)にある蔵元。無料の見学コースを用意しており、利き酒や蔵の見学を楽しめます。
21.パラスティン邸
明治の末に、当時ロシアの貿易商フィヨルド・ミハイロヴィッチ・パラスティン氏の邸宅として建てられた洋館が「パラスティン邸」です。現在はカフェとして営業しており、無農薬の野菜を使った料理や自家製ハーブを使ったハーブティーなどを提供しています。希望すれば、2階を見学することも可能です。
22.神戸ファッション美術館
全国でも珍しい「ファッション」をテーマにした美術館が「神戸ファッション美術館」です。1階の展示スペースでは世界各地のファッションを紹介しており、様々なファッションの展示を通して、ファッションに隠された価値観や考え方が学べます。3階はファッション関連の本を集めたライブラリーになっています。
23.神戸ゆかりの美術館
神戸市にゆかりがある芸術家の絵画を集めた美術館が「神戸ゆかりの美術館」です。常設展では昔の神戸を描いた作品も展示されており、阪神大震災前の神戸を知ることができる、絶好の場所とも言えるでしょう。神戸市民はもちろん、県外の方でも十分に楽しめます。先に紹介した「神戸ファッション美術館」と同じ建物の中に入っています。
24.ケーニヒスクローネ くまポチ邸
神戸の有名な洋菓子店「ケーニヒスクローネ」が運営するカフェ「くまポチ邸」。ホテルケーニヒスクローネの1階にあります。ランチではたくさんの種類のパンが食べ放題とあって、大人気!オープン前から長い行列ができるほどです。
また洋菓子店が運営するだけあって、ケーキやパイなどがセットになったデザートプレートも人気。優雅なデザインのプレートやカップで提供され、眺めているだけでも気分があがります。
25.KOBEとんぼ玉ミュージアム
とんぼ玉やガラス細工などのガラス工芸作品を約2,000点展示する、世界でも唯一のミュージアムが「KOBEとんぼ玉ミュージアム」です。小さな館内では国内外の代表作家の作品や、古代のとんぼ玉を展示しているほか、とんぼ玉の制作体験もできます。
ガラス棒をバーナーで熔かし、好きなガラスの色や模様を選んであなただけのとんぼ玉を製作しましょう。