近年、ベビーマッサージがとても注目されています。
ベビーマッサージを行うことで赤ちゃんの情緒安定、言語発達、学習の土台にとても有効であることが、さまざまな研究によって証明されてきました。
そんな背景から、ベビーマッサージを適切に指導できるベビーマッサージの資格についても人気が高くなってきています。
そこで、本記事ではベビーマッサージ資格の選び方について解説。
ベビーマッサージを学ぶには「通学」と「通信講座」がありますが、資格取得の目的に応じて選ぶべき選択は変わってきます。
資格取得に興味のある方は、ぜひご覧ください。
ベビーマッサージとは?ベビーマッサージの歴史
ベビーマッサージの資格について説明する前に、簡単にベビーマッサージについて説明させていただきます。
そもそもベビーマッサージは、フランスの精神科医兼産科医の「ルボワイエ博士」が1970年代に、インドのベビーマッサージを欧米に紹介したことがきっかけに広がったと言われています。
19世紀には、間違った育児法が流行
もともと、赤ちゃんを「なでる」「触れる」という行為は、伝統育児として世界各地で行われてきました。
しかし、19世紀ごろから欧米で「抱かない触れない育児法」という間違った育児法が流行った過去があります。
産業革命により、女性の労働力が求められたためです。
生産性をあげるため、親の都合に合わせた子育てを提唱する学者も現れました。
例えば、自立心・独立心を養うため、必要な時以外は「抱っこしてはいけない」というのも、このころの学説の名残と言えます。
しかし、時代とともにこれらの「抱かない触れない育児法」は間違いであるというのが、いろいろな調査で明確になりつつあります。
むしろ、ベビーマッサージなどを通じてスキンシップをたくさんとった子の方が情緒が安定し、近年注目されている「非認知能力」が高い子どもに成長することも分かっています。
「非認知能力」とは、粘り強さ、協調性、やり抜く力、自制心、感謝する力といった数値で表すことのできない力のことで、子どもがよりよい人生を歩むうえで大切な能力とされ、2020年の教育改革でも重要視されています。
そのため、ベビーマッサージは近年、乳幼児期において効果的な育児方法として再び注目されています。
ベビーマッサージの資格はなにがおすすめ?
一口にベビーマッサージといっても、様々な資格があり、それぞれに特徴があります。
ビーマッサージの資格の種類
- IHTA認定チャイルドボディセラピスト1級
- ロイヤルセラピスト協会(RTA)認定ベビーマッサージベーシック
- 日本能力開発機構(JADP)認定ベビーマッサージインストラクター
- 日本アタッチメント育児協会(ABM)認定ベビーマッサージインストラクター
この中でおすすめ資格は、「IHTA」です。ポイントは3つ。
- 医師監修のカリキュラム
- 指定校制度があり、卒業後の活躍もサポート
- 専門学校などにもカリキュラム採用されているので安心
整体の考えを基盤に、着衣のままでも行えるベビーマッサージが学べます。
また、「チャイルドボディセラピスト1級」は、ベビーマッサージに加えて、ベビーヨガ+ストレッチの要素を盛り込んだ「ベビーヨガレッチ」を学ぶことができるのも特徴です。