監督は、デビュー作『岬の兄妹』で国内外の映画業界に衝撃を与えた異才、片山慎三。今年1月に公開された最新作『さがす』は第26回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門に正式出品。これからの日本、そして世界の映画界を背負っていく才能と言っても過言ではないクリエイターの一人だ。そして脚本は『ドライブ・マイ・カー』でカンヌ国際映画祭にて邦画初となる脚本賞の受賞を皮切りに、世界中の名だたる脚本賞(※)を受賞し、邦画初となるアカデミー賞®脚色賞にもノミネートされた、いま最も注目されるクリエイターの一人である大江崇允が担当する。
※全米映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞、トロント映画批評家協会賞など
アカデミー賞授賞式を終え帰国したウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社プロデューサー山本晃久は、本作のドラマ化について「この恐ろしくも新しい驚くべき原作漫画を、ディズニープラスのオリジナルドラマとして片山慎三監督が映像化する、そのことにシンプルに興奮しています。日本の映像業界の次代を担うべきすばらしいキャストスタッフが結集し、原作ファンや視聴者の期待を超えるものを作り上げたいと思います」とコメント。
脚本を務める大江崇允は、物語の魅力について「誰かを守りたいという愛情は時に争いを生む火種にもなりうる。そんな人間の普遍的な矛盾を小さな村の百年に渡る歴史を紐解きながら原作は描いています。その魅力を映像でも楽しんで頂ければと思います」と、述べている。
また主人公・阿川大悟役は、『誰も知らない』で史上最年少の若干14歳で第57回カンヌ国際映画祭男優賞を受賞した柳楽優弥が演じることがすでに発表されており、日本の山間で暮らす狂気的で、因習的で、排他的な村人に挑む、一人の警察官をどう演じていくのか、期待されている。
世界で高い評価を得る日本のクリエイターと俳優が、日本独特の村社会、祭りという風習を丁寧(ていねい)に描きながら、虚実に目が眩むような衝撃的なサスペンスを、どうドラマとして作り上げていくのかに期待したい。
ディズニープラスは、この4月以降に国内ドラマ3作、および国内見放題独占配信アニメ4作の配信を発表している。今後は、日本国内で制作されるオリジナル作品の開発を進めていくとともに、日本のクリエイターが生み出す優れた物語を世界へと届ける予定だ。