生まれたばかりの新生児の赤ちゃんは目がまだ見えていないと言いますが、実際のところどのくらいの視力なのでしょうか?新生児の赤ちゃんの視力はどのように発達していくのでしょうか?この記事では、新生児の赤ちゃんの目の発達に心配なことについてみていきたいと思います。

新生児の赤ちゃんの目は見えていないって本当?

赤ちゃんが生まれて、子育てが始まると、赤ちゃんの一挙手一投足がとても気になるものです。

生まれたばかりの新生児の赤ちゃんは、いつも寝てばかりいて、なかなか目がパッチリと開けてくれません。

そんな赤ちゃんの子育てをしていく中で、たまたま赤ちゃんの目がパッチリと開いて、目が合うととてもうれしくなるものです。

でも、そんな何をやってもかわいいとしか思えないような産まれたばかりの赤ちゃんと、目が合っても、実はお母さんの顔というのは赤ちゃんからはほとんど見えていないってご存知ですか?

生まれたばかりの赤ちゃんの目の視力はまだ未発達で、ほとんど視力がないと言われています。

生まれたばかりの赤ちゃんの目の視力はどのくらいで、どのように発達をしていき、いつから見えるようになるのでしょうか?いつからちゃんとお母さんの顔が見えるようになるのでしょうか。

この記事では、いつから赤ちゃんの目が見えるようになるのか、気になる赤ちゃんの目や視力がいつから見えるようになるのか、その発達についてみていきたいと思います。

新生児の赤ちゃんの目の視力はどのくらい?

さて、まずは産まれたばかりで子育てが始まったばかりの新生児の赤ちゃんの目の視力はどのくらいあるのでしょうか?!

生まれたばかりの新生児の赤ちゃんは視力がほとんどないとは言っても、全く見えずに真っ暗闇を見ているわけではありません。

0.01~0.02ほどの視力があり、明るいとか暗いといった明暗ははっきりと認識して見えるようです。

視力0.01というのは、通常行われる、輪っかの空いている方向を答えるランドルト環と呼ばれる視力検査では、一番上の7.5cmの輪が50cmの距離で判別できる視力です。7cmもの輪が50cmまで行かないと見えることがないということは、視力0.01の人は、眼鏡やコンタクトをしなければ、新聞や本を読むことさえ難しいものです。

生まれたばかりの赤ちゃんというのは、ほとんどその世界で生きていることになります。

その上、色の判別は、黒と白、グレーが見えるだけで、物の輪郭を認識することはできません。

眼球を動かしてあちらこちらを興味深く見ているように見る時でも、物がはっきりと見えるわけではなく、目的もなくただ眼球を動かしているだけなのです。

新生児の赤ちゃんの目が開かないのはどうして?

みんな目が開かない状態で、閉じてこの世に生まれてきます。そして、目が開くまではしばらくの時間がかかるので、中にはなかなか目が開かないことにやきもきする家族の人も多いようです。

新生児の赤ちゃんの目が開かないのはどのような理由があるのでしょうか。

まず、新生児の赤ちゃんの目がいつ開くのか開かないのかというのは、個人差が非常に大きいものです。

赤ちゃんが生まれた時というのは、目をパッチリと開けてこの世に誕生する赤ちゃんはいません。

生まれてすぐに目が開いた子もいれば、なかなか開かないで退院する頃にようやく開いたという子もいます。

自分の赤ちゃんの目が開かないのに、一緒に新生児室にいる子がみんなパッチリと目を開けていると、焦ってしまう気持ちもわかります。

しかし目が開かないない赤ちゃんでも、1週間くらいすればみんな開くものなので、心配し過ぎないようにしましょう。

新生児の赤ちゃんの目が開かないのにはどんな原因が?

新生児の赤ちゃんの目の開く時期には個人差が大きいとは言っても、他の子が目を開いているのに、自分の子だけが目が開かないと不安になってしまいますよね。

なかなか目が開かないのにはどのような原因があるのでしょうか。

目が開かない原因には、むくみや目やにがひどいといったことが考えられます。

お腹の中では赤ちゃんはずっと羊水の中に浸かっていたので、顔がむくんだ状態で生まれてきます。大人でも顔がむくむと、目が細くなったりしますよね。赤ちゃんも同じ状態になって目が開かない時があります。しばらく経ってむくみが収まると目が開くようになります。

新生児の赤ちゃんはずっと寝てばかりいるので、目やにが出やすい状態になっています。目やにが糊のようにまぶたにくっついてしまうと、開けたいのに開かない時もあります。気が付いたらこまめにガーゼのハンカチでふき取ってあげましょう。

赤ちゃんの目が開かない原因で、心配しなければいけないのは眼瞼下垂症というものです。新生児の場合は先天的なもので、上瞼がうまく動かずに目が開かない病気です。自然に治ることはないので、治療が必要になりますが、新生児のうちは診断を下すことができません。病院と相談をしながら様子を見ましょう。