第94回アカデミー賞授賞式にて、ステージ上でコメディアンをビンタした俳優のウィル・スミス。彼はアカデミーから“追放”されてしまったが、この処分でウィルの今後はどうなるのだろうか。

ことの発端は、アカデミー賞でコメディアンのクリス・ロックがステージ上で、「ジェイダ、『G.I.ジェーン』(丸坊主の女性キャラが登場する映画)の続編が楽しみだよ!」とウィルの妻ジェイダ・ピンケット・スミスのヘアスタイルをジョークでいじったことだ。ジェイダは過去に脱毛症で悩んでいることを公表し坊主にしており、このジョークに激怒したウィルはステージに上がり、強烈な平手打ちをクリスにお見舞いした。その後もウィルは放送禁止用語を使い、「妻の名前を口にするな」などと怒りを爆発させていた。

この騒動の後、ウィルは批判にさらされ、多くの人が彼の行動に対する謝罪、そしてこの問題に対する調査を要求した。その後、ウィルは正式に謝罪し、アカデミーの会員を正式に辞職。そのわずか1週間後に、今後10年間、アカデミーのすべてのイベントへの参加を禁止されることが発表された。