ポイント②:子どもの発達を阻害するのはストレス

『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用
(画像=『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用)

感情面で見ると、幼い時期に慢性的なストレスを受けた子供は、失望や怒りへの反応を抑えることに困難を覚えるようになる。

認知面で見ると、不安定な環境で育ち、そうした環境が生む慢性的な強いストレスにさらされた場合、複雑な指示に集中できず、学校生活にいつも不満を抱くようになってしまう。

(引用元:「私たちは子どもたちに何ができるのか」より抜粋)

小さいころに親が子どもに対して抑圧的な態度をとったり、子どもがすることに対して常にネガティブなフィードバックをすると、子どもは感情をうまく処理することができなくなり、やり抜く力や自制心といった能力が失われてしまうことが分かっています。

反対に、子どものもつれた感情に注意深く反応すれば、子どもは不快な思いにも対処できる様になります。

つまり大人の接し方によって、非認知能力の成長は大きく左右されるということです。

また、本書籍で注目すべきポイントに、非認知能力を伸ばすために子どもに学習指導を行うアプローチよりも、親子の関わり方を指導した方が効果的であるというデータも示されていました。

つまり、非認知能力を伸ばすためには、大人が適切なフィードバックを行うことがとても重要であることが書かれていました。

ポイント③:非認知能力を伸ばすには「環境」が大きく影響

『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用
(画像=『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用)

私の至った結論はこうだ。「非認知能力は教えることのできるスキルである」と考えるよりも、「非認知能力は子どもを取り巻く環境の産物である」と考えた方がより正確であり、有益でもある。

(引用元:「私たちは子どもたちに何ができるのか」より抜粋)

非認知能力を伸ばすには「環境」が大きく影響していると述べています。

また、非認知能力は、学校の授業などで教わるものではなく、環境によって身につくものであるとされています。

「環境」というと住環境や習い事は何をさせたらいいかしら?といった「物的環境」に注目されがちですが、それよりも「人的環境」、周りの大人が子どもに接するかが大切になります。

本書では「学習の積み木」という形で紹介されていましたが、自制心やストレス管理、アタッチメントといった土台が育たないと、その上にある主体性や粘り強さ、好奇心などを育てることはできません。

非認知能力を鍛えることによって、認知能力が上昇したという研究もあります。 自制心・自己管理能力が高まることで、勉強をするためのスケジュール管理などができるようになり、学力も向上するということです。

しかし、これの逆はありません。

認知能力が高まったから、非認知能力が高まった、という研究報告は未だないそうです。

まとめ

非認知能力は、子どもの将来の幸せに直結する力。

その能力は10歳くらいのまでの時期に一番身につけることができます。

また、その能力を最大限に伸ばすには周りの大人たちの関わり方がとても重要であることを紹介してきました。

YMCで提供するチャイルドボディセラピスト講座では、日常での遊び方、子どもとの関わり方、今回紹介した「非認知能力」など盛りだくさん学びます。

こちらのブログをみて、「非認知能力についてもっと学んでみたい」と思った方は、ぜひスクールへ足をお運びください。

皆さまとお会いできる日を楽しみにしています。

本日も最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

提供・YMCメディアカルトレーナーズスクール



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