二人でウィッグ会社を設立、全て美容師がカット

 冒頭でも述べましたが、ハゲカノさんとハゲカレさんは二人でウィッグ会社『NEJIKO』を起ち上げて、現在リリースに向けて準備中とのことです。ハゲカノさんがウィッグを被り始めた10年前は、年配の人向けの数十万円もする高価なウィッグか、コスプレ用のウィッグしかなかったので、美容室に髪型を変えに行く感覚で被れるウィッグを製作中とのこと。

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脱毛症に悩んだ女性が「ハゲカノ」として、カップルでSNS発信するワケ
(画像=『女子SPA!』より引用)

人毛より人工毛のほうがメリットが多いそう。

 ウィッグは自然に見える人工毛にこだわっており、全て美容師さんがカットしたウィッグをオンライン販売するそうです。ウィッグやエクステも、人毛の方が高価なので、人工毛より優れているのかと思いきや、人の毛なので枝毛ができたり傷んだり、頭皮の油分がないのでツヤもなくなったりするのだといいます。それに比べて人工毛は、形状記憶でカールが維持されるので朝のセットが楽だったり、色落ちの心配がなかったりするので、髪の毛の悩みを解決できることが多いそうです。

髪の毛がある人もない人も、ファッションとして楽しんでほしい

 そして、SNSで多いコメントが「自分は髪の毛があるのにウィッグを被るのは申し訳ない」という内容とのこと。NEJIKOでは髪の毛がある人もない人も、ウィッグで髪型を変えることを楽しんでもらいたいという思いが一番だそうです。

脱毛症に悩んだ女性が「ハゲカノ」として、カップルでSNS発信するワケ
(画像=『女子SPA!』より引用)

(写真:ハゲカノさんInstagramより)

「ファッションの一部として使ってもらいたいなと思っています。この髪型が可愛いから被るみたいな気軽な感覚で被ってもらいたいです。また、職場や学校で髪色を変えられない方にもおすすめします。もちろん、私自身が脱毛症でウィッグを10年以上使ってきているので、機能面にも配慮して製作しています。Instagramのフォロワーさんにも色々相談させてもらっているので、本当に感謝しています」