関東では珍しい床もみじの絶景を鑑賞できる宝徳寺や、ネモフィラとコキア畑が絶景と大人気の国営ひたち海浜公園など、感動の景色に出会える関東のおすすめ絶景スポットをご紹介します。
1.宝徳寺(群馬)
群馬県桐生市にある宝徳寺は、年間を通じて参拝客で賑わう名刹です。御朱印も人気で、期間限定のものを求め、県外からも多くの人が足を運びます。
宝徳寺では春と秋に床もみじを開催しており、春には新緑、秋には紅葉が境内の床に映り込む光景を見ることができます。関東では珍しい床もみじは、ツアーにもなるほど。
また、宝徳寺では夏の到来と共にふうりん祈願が開催され、境内に風鈴のトンネルが登場します。
2.国営ひたち海浜公園(茨城)
美しく広大な花畑がフォトジェニックすぎると、インスタグラムをはじめとするSNSで話題の公園。園内には四季折々の花が咲き、とくに春のネモフィラと秋のコキアが見頃を迎える時期には大勢の観光客で賑わいます。
ネモフィラが咲くのは4月下旬〜5月中旬にかけて。ひたちなか市内で一番標高の高い「みはらしの丘」辺り一面が、美しい青色で彩られます。
そして8月中旬〜9月中旬頃には綺麗な緑色をしたコキアが出現。コキアは9月下旬頃からだんだんと紅葉しはじめ、緑と赤のグラデーションも見応えがあります。そして10月中旬頃にはみはらしの丘一面が真っ赤に染まります。
また夏には「みはらしの里」などに黄色いひまわりの絨毯がひろがり、冬は水仙が咲き誇ります。
3.石切山脈(茨城)
茨城のグランドキャニオンとも呼ばれる「石切山脈」は、茨城県笠間市稲田にある日本最大級の採掘現場です。ここから採掘される稲田石は、約6千万年前に溶岩が海底深くで長時間かけて冷え固まった花崗岩の一種で、美しい白さが特徴。光沢や耐久性にも優れていて、東京駅や国会議事堂、最高裁判所など、数多くの歴史的建造物に使用されています。
山地一帯は、東西約10km・南北約5km・地下1.5kmに及ぶ岩石帯で、一般の人でも入場(有料)することができます。古代遺跡のような景観は、茨城県の絶景スポットとして大変人気です。
特に、地下65mまで掘られた採石場跡に湧き水や雨水が貯まったことでできた「地図にない湖」は有名。映えスポットとして、インスタグラムにもたくさんの写真が投稿されています。
一般入場のほかにプレミアムツアーがあり、プレミアムツアーでは一般非公開の奥山採石場まで行くことができます。実際の採掘現場が見られるほか、運が良ければダイナマイトで岩盤を爆破する瞬間に立ち会えることも。
4.亀岩の洞窟・濃溝の滝(千葉)
関東にある滝のなかでも近年話題となっているのが、千葉県君津市にある亀岩の洞窟。インスタグラムに投稿された一枚の写真から噂は広がり、幻想的な景観はまるでジブリの世界のようだと注目を集めています。
季節や時間によっても目に映る光景に変化があるのも魅力的。とくに明け方、洞窟に朝日が差し込む光景はただただ美しく、目の前に広がる神秘的な景観にうっとりすることでしょう。
洞窟には、名称の由来となった、亀の形をした「亀岩」があります。亀岩には菩薩様が浮かび上がり、長寿延命、健康成就、家内安全、交通安全のご利益があると信仰されています。
5.原岡桟橋(千葉)
海に向かって伸びる木の桟橋が、SNSで絶景だと話題になっています。天気がよければ綺麗な富士山も見ることができ、ダイヤモンド富士を拝めることもあるそう。
この雰囲気のある景色は映画やCMなどのロケ地としてもよく利用され、岡田将生さんが出演するスズキ自動車のラパンのCMにも登場しました。
6.鋸山(千葉)
”地獄のぞき”で有名な房総半島の南にある鋸山は、江戸時代に石材の産地として採石された場所で、石を切り出した岩肌が鋸の歯のように尖っていることからその名がついたそう。
山頂まではロープウェイあるいは車で上がることもできますが、登山でも片道1時間ほど。道中では石切り場跡の見学もでき、ハイキング気分で楽しめます。
7.大洗磯前神社(茨城)
大洗海岸近くにある、海上安全と家内安全を祈願する古社。御社殿は平安時代前期に創建されたといわれていますが、戦乱で消失。江戸時代中期に水戸藩2代藩主徳川光圀(とくがわみつくに)が再興を命じ、3代藩主徳川綱篠(つなえだ)によって復興されました。
大洗海岸の岩礁には大洗磯前神社の「神磯(かみいそ)の鳥居」が建てられており、海に浮かぶ鳥居の光景が人気を集めています、また参道の前にそびえる鳥居周辺は、アニメ『ガールズ&パンツァー』にも登場するとあって、ファンにも人気のスポットです。