「擬える」の読み方!正解は…?

【今日の難読漢字】「擬える」「御御御付け」「彼は誰」「陽炎」「海象」あなたは読めますか?
(画像=DO-GENより引用)

「擬える」の読み方、正解は……

「なぞらえる」です!

「擬える」の意味は、
「似ているものに引き比べて考える」「擬する」「真似る」などです。

また、「ほかのものを借りて表現すること」を表します。

たとえば国語の時間に習った擬音語は、
「動物の鳴き声や物音を人間の声でなぞらえたもの」です。

擬態語も同じで、「様子や身振りをそれらしくなぞらえたもの」です。

このように考えると、
「擬える」と書いて「なぞらえる」と読むのも納得ですよね。

「擬える」の同音異字は?

「擬える」には、同訓異字(訓読みが同じで意味が違うもの)が2つあります。

  • 準える
  • 准える

「準」「准」どちらも、「~える」という送り仮名で
「なぞらえる」と読みます。

せっかくですので、一緒に覚えてしまいましょう。

  • 擬:本物と勘違いするほどよく似せること。
  • 準:規準となる事柄に比べ合わせること。
  • 准:平らにならすこと。そのものに次ぐこと。

ちなみに、漢字自体の意味には、上のような若干の違いがあります。

そのため、下記のような考え方で使い分けるのも面白いでしょう。

  • 「真似てつくる」の意味なら「擬える」
  • 「あるものをほかのものと比較し、それと見なすようにする」
    の意味なら「準える」か「准える」

このような使い分けについては、
厳密に定められているわけではありません。

とはいえ、ブログを運用している人、趣味で私小説などを書く人は
意識して使い分けるようにすると楽しいかもしれませんね。

2つ目の漢字は「御御御付け」

「御御御付け」

同じ漢字が3つ並んだこの言葉。

まさかそのまま「ごごごづけ」と読むわけではないのですが、では正しい読み方はご存知でしょうか?

画数も多いこの言葉、実は日常的に口にするものなんですよ!

「御御御付け」読み方のヒントは?

御御御付けとは、お味噌汁の丁寧語です。
そう、日本人なら多くの人が、日常的に作ったり食べたりするお味噌汁のことなのです。

言葉が丁寧な人や、しっかりとした料亭や旅館の女将さんなんかは「御御御付け」と言うかもしれません。

メニュー表にも「お味噌汁」と書かず「御御御付け」と表記される場合があるかもしれませんね。

おわかりでしょうか?