「郁しい」の読み方!正解は…?

【今日の難読漢字】「郁しい」「徐に」「流石」「件」「四十物」あなたは読めますか?
(画像=DO-GENより引用)

「郁しい」の読み方、正解は……

「かぐわしい」です!

一般的には「香しい」「芳しい」と書きますが、
下記の通り言葉の意味は同じです。

  • よい香りであるさま。盛んに香るさま。
  • 美しく、気品高いさま。

「郁」が使われる言葉

「郁」の音読みは「いく」ですが、
どうして香りを表す意味を持つのか
イメージできない人もいるのではないでしょうか。

そこで「郁」が使われる言葉を2つ紹介します。

  • 馥郁(ふくいく):香りが高いさま。かぐわしい。
  • 郁郁(いくいく):香りが高いさま。かぐわしい。

そう、「郁」は音読みで「いく」と読む場合でも、
香りを表すときに使われる言葉なのです。

このことを押さえておくと、
「郁しい」と書いて「かぐわしい」と読むのも納得ですよね。

ちなみに、「郁郁青青」と書いて「いくいくせいせい」と読む四字熟語もあり、
こちらは「花がよい香りを漂わせ、草木が青々と茂るさま」を表す言葉です。

どの言葉も日常会話で使われることはほとんどありません。

しかし、日記やはがき、お手紙などで使ってみると
情緒豊かな人だと褒めてもらえるかもしれませんね。

2つ目の漢字は「徐に」

小学校でも習う「徐」という漢字ですが、「徐行」や「徐々に」というように「じょ」というイメージが強いかと思います。

確かに「じょ」と読むことの方が多いかもしれませんが、実は訓読みが存在します。

「徐に」読み方のヒントは?

「ゆっくり」を別の言い方をしてみると、ヒントが見えてくるかもしれません。

「徐に口を開く」のように、緩慢な動作で、ゆっくりと行動する際に使われます。