ネガティブ思考は成功しやすい

自分が成功したときのイメージをしておくこと。

このようなポジティブ思考が成功には必要だとされてきました。 が、しかし近年の研究では、ポジティブ思考の大部分は効果が無いことが明らかになっています。

カリフォルニア大学がリアン・ファムらが学生を2つのグループに分けて、Aグループには毎日数分テストで良い点を取った自分をイメージさせて、Bグループにはいつもと同じように過ごしてもらう実験を行いました。実際にテストの成績を比べた結果、「テストで良い点を取ったイメージをしたグループは、何もしなかったグループより成績が悪かった」のです。

ではなぜ良いイメージをさせたグループの方が成績が悪かったのでしょうか?

それはやる気のもとと呼ばれる“ドーパミン”と深く関係があります。ドーパミンが分泌されると、何もしなくても充実した気分になることができるぶん、「目標達成のために頑張ろう」という意欲が無くなってしまうからです。

一方、ネガティブ思考の人は常に先読みをしているため、最悪な事態が起こっても冷静に行動することができます。さらにネガティブ思考の人は、「自分のどこに問題があるのか」を把握しているため、成長に繋がりやすいのです。足りないことを補う判断もできます。

このように、ネガティブ思考は「自分の目標を実現して、成功するためには欠かせないもの」なのです。 先程の実験でも、ポジティブ思考の人たちかの場合は「まぁなんとかなるでしょう」と考えるのに対し、「自分の頑張りは足りないかもしれない。もう少し勉強しなきゃ」と考えるのがネガティブ思考の人。現状になかなか満足できず、努力したからこそ良い点が取れたということです。

これは仕事でも恋愛でも同じ。

「別に、努力なんてしなくてもなんとかなるでしょう」という考えと「この成績じゃダメだから、やり方を変えないと」という考えでは、どちらが仕事で結果を出しやすいでしょう? 「そのうち彼氏も出来るでしょ」と考える人より「今の自分じゃだめだから自分みがきを頑張ろう」の方が結果を出しやすい。ネガティブは人の原動力をつくるのです。

ネガティブな人は、人の痛みがわかる人

さらに、ネガティブ思考の人は他人に優しい傾向があります。
なぜなら、マイナス思考で悩む人の気持ちが理解できるから。

「自分がこう言われたら嫌だな」「されたら嫌だな」「他の人はどう思うかな」と、瞬時に自分に置き換えて相手の考えを読むことができるので、言葉や態度に気を使える人が多いのです。

どうすれば、相手に不快感を与えない言葉遣いができるのか? どうすれば相手から嫌われないようになるか? こう考えているからこそ、悩んでいる人の話も親身になって聞くことができ、自分のことのように捉えることが出来るから、共感もできる。これがネガティブ思考の極意。マイナス思考は決して悪ではありませんし、恥でもありません。

「自己肯定感が低い」と自分のことで悩むのではなく、ネガティブ思考は自分の個性のひとつだと思い、自分の能力を低く見積もることをやめましょう。ネガティブ思考の人は、とても優れた人です。

提供・Cinq(サンク)ーよくばり女子のはたらき方

【こちらの記事もおすすめ】
年収400万円以上稼ぐ女がしている3つのこと
性格別!年収アップ方法とは?
自分ブランドを作るために大切なこと
クセのある上司への「的確な」対処法とは
給付金がもらえる人気の資格6選