「ハラスメント体質企業」の見分け方

「企業のハラスメント体質」を事前に見抜きたい!安全な企業に転職する方法。
(画像=『転職の地図』より引用)

多くの企業を見る仕事柄「危ない職場」は感覚的にわかるようになってきました。求職者の方が選考時に企業のハラスメント体質を見抜く方法も、いくつかありますのでご紹介します。

基本的なことですが、社員の方の態度が横柄だったり、オフィスが散らかっていたりする企業は社風も乱れている場合が多いので要注意です。経営陣がやたらと根性論や精神論を語る、アットホームな社風や仲の良さをアピールする、社歴の浅い若手の重要ポジション登用が異常に早いといった企業も、慎重に検討したほうがよいかもしれません。

また、面接では以下について確認することをおすすめします。

  • エントランスや社員の雰囲気
  • 直近入社3年以内の社員定着率
  • 女性管理職比率
  • 産育休の取得、復職事例

産育休を取得した社員が復職した事例が多数あり、女性が多数活躍している企業は環境が良く、働きやすい会社かどうかを見極めるひとつの指標となります。男性も「自分には無関係」と考えずに、確認することをおすすめします。また、採用担当者だけでなく、配属予定部署の上司や社員と実際に話す機会を持てればさらに安心です。他の方とも直接話してみたい旨を採用担当者にお願いするのは、特に失礼にはあたりません。ぜひリクエストしてみてください。

転職エージェントが紹介する求人については、社風や体質に懸念のある企業の案件はまず存在しません。それでも求人票の条件だけにとらわれず、自身の目で確かめるのがベストです。

「パワハラ被害に遭って退職」面接で伝えるべき?

「企業のハラスメント体質」を事前に見抜きたい!安全な企業に転職する方法。
(画像=『転職の地図』より引用)

ハラスメント被害に遭ったことが直接の退職理由になった場合「面接で正直に話すと心象が悪くなるのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。でも、ハラスメント被害経験が直接マイナス評価につながることはまずありませんのでご安心ください。

ただ『日常的に灰皿が飛んでくる職場だった』といった極端な例は別として、何を持ってハラスメントとするのかは、受取側の主観によるところも大きく、線引きは難しいのが実状です。よって、面接の際にハラスメント被害経験をアピールすることはせず、質問を受けた場合は正直に答えるというスタンスがいいでしょう。その際は他の退職理由もあげつつ「ハラスメント行為が退職のきっかけのひとつになった」という表現ができればよいと思います。

もちろん、エージェントのアドバイザーには諸事情をあらかじめ伝えても大丈夫です。お聞きした情報をそのまま応募先企業に伝えるわけではないので、ご安心ください。

聞きたいけど、聞けない!面接のジレンマを解消する方法

ハラスメント被害を未然に防ぎ、ミスマッチ転職を回避するためにも、エージェントなど第三者が介入する転職方法は有効です。

「御社ではハラスメント行為はありますか?」と質問してハイと答える面接官はまずいませんし、そもそも給与や残業、働き方についても、直接は聞きにくいものですから。

私たちRAは数字目標のある営業職です。でも「数字を追う」だけでなく「責任も負う」べきだと思うのです。人生の中で仕事の占めるウェイトはとても大きい。だからこそ、転職が決まったら終わり、ではなく、求職者様、企業側双方に対して入社後のフォローも行っています。

現実的には100%満足のいく転職は難しいと思います。よくて70%。あとの30%は入社後に自身で埋めて、100%にする。そう捉えてみると、転職の選択肢が広がるような気がしませんか。何か困ったこと、相談したいことがあれば、入社後でもエージェントをどんどん頼っていただきたいです。


提供・転職の地図

【こちらの記事も読まれています】
【ビジネス】コピペ可!年末のご挨拶メールテンプレート
【コラム】『女性の社会進出』の歴史
【ビジネス】相手に初めて送るビジネスメールの書き方【着任などのご挨拶メール】
【ビジネスマナー】オフィスカジュアルとはどんな服装のこと?
「働く理由」がわからない!お金以外に働く意味なんてある?