東京都の子育て環境

東京都に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

東京都は、地方と比べて子育ての環境が良くないという印象があるかもしれません。しかし、それは間違いです。

例えば、2021年(令和3年)からは「東京都出産応援事業」を行っています。 同年の1月1日から2023年(令和5年)の3月31日までに生まれ、出生日に都内で住民登録をした新生児を対象に、専用サイトから申し込めば、ひとりあたり10万円相当の支援を受けられるというものです。

また、東京都独自の制度として「児童育成手当」があります。ひとり親の世帯で、18歳以下の子どもがいると、18歳になった最初の3月31日まで手当が支給される制度です(所得制限あり)。 ほかにも、各地方公共団体ごとに、独自の制度や支援があります。

東京都で住むならどこがいい?

東京都に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

最後に、東京都で住むならどこが良いか見てみましょう。

都庁の周辺に住むなら

東京都庁があるのは新宿区です。山手線を挟んで西側の「西新宿」というエリアにあります。区内には、歓楽街の歌舞伎町があったり、コリアンタウンとして有名な新大久保があったり、早稲田大学があったりするなど、さまざまな側面を持つエリアです。

その中でも高田馬場駅周辺は、家賃や物価が比較的安く、人気があります。

武蔵野市

23区と隣接する人口15万人弱の都市です。中心部にはJR中央本線の吉祥寺駅があり、サブカルチャーの街として注目されています。南側には井の頭公園(一部は三鷹市)があり、池や動物園があるなど、自然豊かです。

武蔵野市では、「むさしのすくすくナビ」という子育て応援サイトを運営しており、登録すると、子育てに必要な情報が配信されたり、予防接種のスケジュールを知らせてくれたりします。 4歳0ヶ月以下の子どもを対象に、公共施設や商業施設でベビーカーを無料で貸し出してくれるのも、うれしいところです。

文京区

東京大学をはじめとして、10を超える大学のキャンバスが集中しており、周辺には閑静な住宅街が広がります。子育てや教育はもちろん、安全・安心な街づくりに力を入れており、23区の中でも犯罪が少ないと評判です。

目黒区

目黒区も犯罪の少なさでは定評があります。一方で、昔ながらの商店街や桜並木があるなど、庶民的で物価も比較的安いのが魅力です。また、ほかの地域よりも大規模な地震や洪水が起こりにくいという強みもあります。

港区

港区は、六本木や白金、赤坂、青山など憧れの街が集中しているところです。お台場やレインボーブリッジも港区の中にあります。家賃は23区の中でも際立って高いですが、オフィス街に近いため、通勤には便利です。 18歳未満の住民なら誰でも利用できる「みなと子ども相談ねっと」があるのは、港区ならではといえるでしょう。

中央区

東京都の東側に位置しており、銀座や日本橋、八丁堀など、随所に江戸時代の名残が感じられます。ほとんどがオフィス街や商業地域であり、人口も23区の中では千代田区に次いで下から2番目です。

ただし、月島地区など東京湾に近いエリアではマンションが立ち並び、昔ながらの住宅も点在しています。 中央区は23区の中でも子育て支援に力を入れており、オンラインで育児について相談できるほか、出産にあたって手厚い追加支援が受けられるのもうれしいところです。

墨田区

先述のとおり、墨田区では住宅金融支援機構と協定を結び、子育て支援や地域活性化の目的で住宅を取得すると、フラット35の金利が優遇されます。

ほかにも、23区内で唯一「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」の両方に指定されました。大学のある街づくりも推進しており、住みながら街の変貌を楽しめそうです。

福生市

福生市には、アメリカの空軍が駐留する横田基地があります。年に1回、「横田基地日米友好祭」が行われるときは立ち入りが可能です。基地に面した国道16号線沿いには、アメリカ色の強い店舗が立ち並びます。

一方で、あきる野市との境を流れる多摩川沿いには桜並木があったり、蛍が生息していたりするなど、自然豊かです。 子育て支援にも力を入れています。

「子育てするならふっさ」をスローガンに、子どもの教育や子育て世帯が交流できる場を増やすべく、取り組んでいる最中です。 住宅の取得においては、先ほどのフラット35で子育て支援型が適用できます。

さらに、長期優良住宅であれば、10万円を上限に、固定資産税や都市計画税の相当額が5年間助成される特典つきです。

奥多摩町

東京都の山間部にある人口5,000人弱の町で、埼玉県や山梨県と接しています。町内には奥多摩湖や鷹ノ巣山、日原鍾乳洞などがあり、自然を満喫できるアクティビティが豊富です。

町の中心部にはJR青梅線の奥多摩駅があり、東京駅までなら2時間弱でアクセスできます。 先述のとおり、都内の地方公共団体の中では移住者の受け入れに積極的であり、支援も豊富です。

例えば、移住後に奥多摩町内で起業、または指定企業に就職すると、最大100万円の支援金が交付されます。

また、45歳以下の子育て世帯(35歳以下の単身者も)であれば、住宅の建築・増築・購入も支援の対象です。最大220万円の補助が受けられたり、最大36ヶ月間利子が補給されたりします。子育て世帯であれば、先ほどのフラット35と併用すると、ますます恩恵を受けられるでしょう。

まとめ

東京都は魅力的な街が多く、住宅が豊富なので、移住するのも難しくありません。地方公共団体によっては、手厚い支援を受けられたり、子育てをサポートしてくれたりするところもあります。この記事で紹介したのは、あくまでも一例です。住みたい街に、どのような支援やサポートがあるのか調べてみると良いでしょう。


提供・移住支援.com

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