店長を任されたお店が閉店し、悔し涙の退社

アルバイトとして働き始めて一年が経ったとき、社員登用され、売上が少ない別店舗の店長を任されることに。そこでペットの仕入れや世話、販売だけでなく、テナントが入る百貨店との交渉まで幅広く学ぶことがきました。売上も大幅に伸ばすことに成功し、社内での評判は上がる一方です。

順調に見えたペットショップ人生ですが、ここで不運に見舞われます。東京都が屋上緑化に関する条例を制定したことで、百貨店の屋上にあったお店は閉店に追いやられてしまいます。

人気急上昇「デグー」に魅せられた店主の、波乱万丈な人生。日本舞踊の一家から、ペット業界へ
(画像=『女子SPA!』より引用)

それをきっかけに会社の経営は大幅に悪化。悔し涙を流しながら、約12年勤めていた会社を辞め、働き始めたときから考えていた独立を検討します。しかし家族の反対もあり、経験を積むためにも、別の会社に就職し、とある店舗の店長として働くことになりました。

開業資金として貯めていたお金をだまし取られそうに

再就職先は、今までの会社とは違い、さまざまな面でとてもだらしない会社でした。借金取りは来るし、仕入れのために問屋に連絡をするも、支払いが滞っているから、仕入れができない、といったことが続きます。

社長と話し合い、自分の開業資金として貯めていたそれなりの金額のお金を貸しましたが、なんと借用書は無効。弁護士を通して取り返すことになりましたが、そんな会社にはもういられません。

「給料も払ってもらえなかったし、退職金も出ない。だから退職を告げる日にキャリケースを持って行き、犬を一匹連れて帰りました」

自分のお店を開くときは、面白い動物をたくさん扱いたい。そんな気持ちから店名に「funny」の単語を掲げようと考えていました。お店に使うよりも先に、その犬に「ファニー」の名前を与えます。こうしてファニーは無事お店の看板犬になったのでした。

いよいよ、ファニーとともに自分のお店を開店します!

<取材・写真&文/増田洋子>

増田洋子 2匹のデグーと暮らすライター。デグーオンリーイベント「デグーサロン」を運営。愛玩動物飼養管理士2級を取得。Twitter:@degutoichacora

提供・女子SPA!



【こちらの記事も読まれています】
無印良品「メガネ拭き」が買い。パンプスの汚れも落とせちゃう
手書きの「パスワード管理ノート」が人気。 便利&可愛いアイテム3選
3COINS「マスク インナーパッド」で息苦しくない、リップもつかない!
カルディのイチオシ調味料5選。「焼肉ザパンチ」「もへじ」が最強
ダイソー“簡単泡立て器”が神、ふわっふわのオムレツが作れちゃった