契約を取り消してもらうには?
――契約を取り消してもらいたい場合は、どうしたらいいのでしょうか?
未成年者による契約の取り消しをしたい場合は、内容証明付き配達証明郵便で取り消しの意思表示を送る必要がありますが、書面をハガキなどで作成して、「特定記録郵便」または「簡易書留」で、相手の企業に送付することも可能です。
親が取り消しのハガキを送る場合、「子ども(氏名・年齢)が、〇年〇月〇日に、貴社との間で〇〇(価格〇〇円)を契約しましたが、未成年が親の同意を得ずに行ったものです。親権者として、契約を取り消します。この契約に際して支払いました金〇〇円は、下記の口座に振り込んでください(振込先口座)」という文面で、送ってください。なお、郵便を出す前に書面をコピーし、保管することも忘れないでください。
ゲーム会社が対応してくれなかったら?
――会社が応じてくれなかった場合はどうしたらいいですか?
スマホの課金先であるゲーム会社や引き落としに使われたクレジットカード会社と交渉する際、重要なのは監督者である保護者の同意がなかったことを証明することです。そのため「カードがいつ、どこで使用されたのか」「どのようにして使用されたのか」「いくら払われたのか」などの経緯を、購入履歴などからしっかり確認し、相手と交渉する材料を確保しておきましょう。
また、カード会社やゲーム会社に連絡する前に、消費生活センターなどに相談すると、相手と交渉するために必要な情報をアドバイスしてくれます。ぜひ連絡してみてください。
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<森元みのり 文/女子SPA!編集部> 森元みのり 東京大学法学部卒業。2006年弁護士登録(東京弁護士会)。2006年森法律事務所入所。 森法律事務所でおもに離婚案件を担当しており、数多くの女性の悩みに応えている。著書に『妻六法』(共著)など
提供・女子SPA!
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