3~4月は環境が変わって、カップルが別れやすい季節だと言われます。たとえば離婚件数は例年、3月がトップ(人口動態統計)。そこで、別れの季節にちなんで、「自分史上、最悪の恋愛」にまつわる人気記事を再掲載します。女性たちが振り返る、最悪恋愛の思い出とは…?
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結婚前には、親族、職場、友人…など幅広い相手に報告するもの。ウキウキしているうちはいいのですが、これが取りやめになったときはさまざまな損害がでます。
とくに大きいのはお金。婚約中の相手によるDVと女癖が原因で、結婚を取りやめることになったミズホさん(仮名・31歳)は、金銭トラブルからなんと裁判沙汰にまでなったそうです。
## 婚約者から、皿を投げつけられる事件発生
「私、本当に見る目がなかったんです。どうかしてました」結婚式の直前に、彼の本性を知ってしまったと語り始めたミズホさん。
「婚約していた彼氏と、連絡のつかない夜が続いたんです。不安になって警戒していたら、すぐに浮気の決定的な証拠が出てきました。それで……問い詰めたらまさかの逆ギレ。『うるせえ!』と食器を投げつけられました」
謝罪の言葉すらなく、開き直った彼からは「お前に色気がないのが悪い」「口うるさい所にうんざり」「こんな男を選んだのはお前だろ」と暴言まで浴びたミズホさん。その事件で完全に目を覚まし、彼に別れを切り出しました。
## 結婚式のキャンセル料、まさかのウン百万円!
結婚をやめる決意はしたものの、式の直前だったので事後処理が大ごと。気持ちの整理をする暇もなく、結婚の報告を済ませてある各所への連絡に追われました。両親には泣かれ、上司や同僚には同情され、もうどうにでもなれ! と思ったミズホさんでしたが……
「結婚式のキャンセルが、ある意味一番こたえました。おそるおそる式場に電話をしたら……結婚費用の約半分、ウン百万円をキャンセル料としていただきますと言われたんです」
そんなバカな! と契約書を確認すると、たしかにキャンセル料の記載が。最低でも半額は元彼に負担してもらおうと連絡したところ「お前が勝手に結婚をやめたんだから、俺は払わない」との返事がきたのだそう。
「え!? って、なりましたね。結婚をやめた原因はアンタの浮気じゃん! と。取り付く島もないので、相手の両親に連絡したら『婚約してたっけ?』とまで言われて。完全に頭に血が上り、絶対に訴えてやる! と心に誓いました」
浮気をされ、ケガまで負った上に、大金を負担させられそうになったミズホさん。費用をきっちり払ってもらうための裁判で、ついでに小さな復讐劇を思いつきます。