【2】南予風と中予風、両方の鯛めしがいただける味倉
道後温泉駅から徒歩で2、3分、ハイカラ通り入口近くにある食堂の「味倉」では、南予風と中予風のそれぞれの鯛めしをいただくことができます。
南予風鯛めし(1,250円)は、お重に敷き詰められた温かいご飯とその上に隙間なく載せられた鯛のお刺身に圧倒されます。薬味とわさびを入れたたれをとろろと混ぜ、その芋たれをお重の鯛にかけていただくのが、「味倉」の南予風鯛めし。南予風とあるのは、恐らくたれに生卵を入れず、とろろを用いているからでは。でも、そのセオリーとはちょっと違うとろろの鯛めしもまた絶品です。
ふっくらじっくり炊き上げる中予風
一方、鯛を炊き込む中予の鯛めしもまた格別。一尾丸ごと鯛が入った鍋は壮観な眺めです。ふっくらじっくり炊き上げる中予風鯛めし(1,465円)は南予の鯛めしとはまた違うおいしさが楽しめます。炊きあがるまで20分の時間を要するのでご注意ください。
瀬戸内料理の数々
「味倉」の真骨頂は瀬戸内料理です。鯛以外の刺身で同様の食し方をする「ひゅうがめし」(1,250円)、鯛の煮つけとそうめんを組み合わせた「鯛めん」(1,496円)、頬が垂れるほどおいしいことから「頬たれ」と呼ばれるようになったカタクチイワシを使った「頬たれの煮びたし」(495円)など、松山ならではの郷土料理を存分にいただくことができます。
なお、お酒は日本酒、焼酎各種、用意されているとともに、道後ビールはケルシュ、スタウト、アルト(各650円)の3種類を揃えています。
【3】宇和島で高い評価の「かどや」を松山で
宇和島市内の鯛めし店で高い評価を得ているのが「かどや」です。その「かどや」は松山市内にも2店舗を出しており、本場の味をいただくことができます。このうち、松山市一番町ロープウェイ街入口という絶好のロケーションにある大街道店は、松山城の行き帰りに立ち寄ることができるお店として、アクセスは抜群です。
鯛めしとさつまめし
「かどや」の宇和島鯛めしは新鮮な生卵と特製出汁、海藻などの薬味が特徴で、味を引き立ててくれます。単品にはお吸い物とお香のものがついて1,600円、この他、3品の郷土料理がついた「宇和島づくし鯛めし膳」は2,100円となっています。3品の郷土料理はふかの湯ざらし、ふくめん、じゃこ天の3種。どれから箸をつけるか迷ってしまいそうなお得なセットです。
一方、同店では鯛めしだけでなく、さつまめしと呼ばれる宇和島の郷土料理もいただくことができます。焼魚と麦味噌をすり合わせた汁を麦飯にかけていただくというもので、宇和島の家庭料理として今に伝えられています。鯛めしかさつまめしか。どちらも頼みたくなってしまうはずですよ。
お酒も豊富で居酒屋使いとしても
また、地酒の豊富さも圧倒的です。首藤酒造の「寿喜心」、成龍酒造の「伊予賀儀屋」、酒六酒造の「京ひな」の各純米酒、純米吟醸がラインナップしています。また、焼酎も地元産の銘柄を揃え、居酒屋顔負けの酒がずらりと並んでいます。クラフトビールは道後ビールのケルシュとアルト(各900円)の2種。居酒屋使いとしてお店を利用することも可能です。
提供・トリップノート
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