移住の目的とは

移住とは?定住との違いや気になる移住のアレコレを詳しく紹介!
(画像=『移住支援.com』より引用)

住み慣れた環境から新天地へ移住することは、心身共に負担の大きな作業です。にもかかわらず、都市部から地方への移住者は増加傾向にあります。ここでは、移住する人々の主な目的について解説していきます。

自然の中で暮らしたい

大都市で生まれ育った人や、都会で長く暮らした人に多い移住目的が、「大自然の恵みを感じながら暮らしたい」というものです。自然の多い土地での生活は、心と体を豊かにしてくれます。森林が発するマイナスイオンには癒しや安らぎ作用があり、精神安定や体質改善にも効果的です。ストレスフリーでのんびりとした生活の実現を目的に、自然環境の良い地域へ移住する人が多くなっています。また、自然の多い地域は、子育て世帯や自給自足に憧れる層からも人気です。「緑に囲まれた自然環境でのびのびと子どもを育てたい」「自然と調和しながら生きていきたい」といった希望がある方は、地方への移住を視野に入れてみてはいかがでしょう?

都会の窮屈な生活に疲れた

都市部からの移住者に多い移住目的が、「都会の生活に疲れた」というものです。仕事中心の生活、満員電車での通勤、喧騒とした街に疲弊しているという人は多く、ストレスフリーな生活を求めて地方移住を実行しています。地方での暮らしには、都会のような窮屈さがありません。リラックスしながらのんびりとした日々を過ごせるため、ライフワークバランスの取れた生き方を叶えることが可能です。

旅行で気に入って住んでみたかった

旅行で訪れた地を気に入り、移住候補地にすることはよくあります。直感的に好きだと思うケースもあれば、自然環境、街並み、気候、人々の暮らしぶり、住民の温かさなどに感銘を受ける場合もあります。理想の移住生活を送るという観点から見て、憧れの地を移住先に選ぶことはとても大切です。しかし、実際に移住した場合の利便性や給与面に関するメリット・デメリットは、旅行では判断できません。もし過去に旅行で訪れた地を移住先にする場合は、事前に現地住民の生活について調査するようにしましょう。移住先の生活環境を知ることで、移住後の自分の生活を具体的にイメージしやすくなります。

移住に向いている人/向いていない人の特徴とは

移住とは?定住との違いや気になる移住のアレコレを詳しく紹介!
(画像=『移住支援.com』より引用)

新天地で暮らす移住生活には、向き不向きがあります。ここでは、移住に向いている人といない人の特徴について解説していくので、自身が移住生活に向いているか否かの判断材料にしてください。

移住に向いている人

移住を検討している方の中には、「私って本当に移住に向いているのかな?」「移住後に後悔したら嫌だな」といった不安を持つ方もいるのではないでしょうか?移住に向いている人には、以下のような特徴が見られます。

・適応能力が高い人
・経済的に暮らしたい人

では、各項目の詳細をチェックしていきましょう。

適応能力が高い人

移住に向いている人の特徴に、適応能力が高い人が挙げられます。新しい土地では、特色、文化、気候のほか、人々の持つ価値観や常識も異なります。それらをいち早く受け入れられる人は、充実した移住生活を送ることが可能です。一方で、固定観念や自分の価値観を捨てられない場合、移住地になじむことはできません。いかに柔軟な考え方と適応能力を持つかで、移住への向き不向きが左右されます。

経済的に暮らしたい人

生活費や子どもにかけるお金を節約したい方は、移住生活に向いています。地方の住宅費や食費は、都市部よりも低価格設定です。また、移住支援に力を入れている自治体で暮らす場合、子どもの医療費や保育料が助成されるケースもあります。子どもにかけるお金を大幅に抑えられるため、経済的な生活を送りたい世帯に最適です。「都会は生活費が高すぎる」「子どもが多くてお金の心配が尽きない」という方は、地方移住により快適な暮らしを送ることができます。

移住に向いていない人

移住に向いていない人の特徴を知ることは、自分自身が移住生活に向いているか否かの判断材料になります。以下は、移住に不向きな人の特徴です。

・人付き合いが苦手な人
・子どもの教育面を重視する人

では、それぞれの内容を見ていきます。

人付き合いが苦手な人

人付き合いが苦手な人は、地方への移住に向いていません。田舎での暮らしと近所付き合いは、切っても切り離せないものになっています。井戸端会議に参加したり、地域イベントに貢献したり、地域の組合に加入したり、日常的に多くの現地住民と交流する必要があるため、精神的な負担が大きくなりがちです。「できるだけ近所の人とは付き合いたくない」「地域交流をサボって白い目で見られたら怖い」といった不安のある方は、地域交流が盛んでない地方都市を移住先候補にしましょう。

子どもの教育面を重視する人

地方移住は、子どもの教育に力を入れたい家庭には不向きです。特に田舎エリアへ移住した場合、子どもが受けられる学校教育は大きく狭まります。市町村内に少数の学校しかないケースも多く、選べる進路も限られてしまいます。希望する教育水準を満たせない可能性もあるため、注意が必要です。もし子どもの教育を重視する場合は、地方都市や公共交通機関が発達したエリアを選びましょう。地方都市であれば、進学先の選択肢が広がります。また、近隣市町村へのアクセスが良い地域へ移住することで、遠方の学校へもスムーズに通うことが可能です。大都市とは同等の教育環境が揃っていないことを十分理解し、事前調査と準備を怠らないようにしましょう。

まとめ

移住は、新しい居住地に移るという意味です。都市部から地方へ移住する場合、多くの人々は長くその地で暮らす定住を目的としています。しかし、移住にはメリットやデメリットだけでなく、向き不向きの問題もあるのが実情です。移住後に「やっぱり移住なんてしなければ良かった」と後悔しないためにも、移住前に自身の移住目的をよく考えることが大切です。移住先の事前調査や準備を徹底し、快適で楽しい移住生活を実現してくださいね。


提供・移住支援.com

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