後悔しない転職のために気をつけておきたいこと

「私、このままで良いのかな?」と感じたら。転職する前に考えておきたいこと
(画像=girlwork.tokyo/wp-content/uploads/2021/01/notes-1024x683.jpeg、『lovely』より引用)

転職することによるメリットとデメリットを紹介しましたが、では後悔のない転職のためには何を気をつければ良いのでしょうか?

限られた時間と労力を使って転職するからには、以下のことに注意をしましょう。

自分の価値観を把握する

やりたいことを実現するために転職したいと考えている人も多いと思います。

しかし、すべてが自分の理想通りに行くとは限らないのが現実です。 環境を変えてみて、初めて前の職場の有り難みが分かることもあります。

転職を考える前に、今の会社の良いところ、悪いところを洗い出して、ここだけは譲れないと思うポイントを把握しておく必要があります。 そうすることで、案外今の会社で頑張るのもアリなのかな?と思えることもあります。

自分は何を大切にしたいのか、仕事に求めるのは何なのか。 自分の価値観を把握しておくことは、転職活動にはもちろん、自分の人生を考える上で必ず役に立ちます。

自分の軸を決めておく

転職したいと考えたら、まず自分の軸を考えましょう。

何が不満で、どういう風に変えていきたいのか。それが自分の転職活動の軸になります。 この軸をはっきりさせることで、自分を見失うことなく転職活動をすることができます。

また、軸を明確にして転職先を選ぶことで、転職後のギャップを減らすことができます。

なるべく貯金しておく

デメリットの箇所でもご説明した通り、転職には予想以上にお金がかかります。 できるだけ貯蓄をしておいて、転職する!となってから困ることのないようにしておきたいものです。

このままでいいのか、転職すべきか迷ったらチェックしたい5つのこと

「私、このままで良いのかな?」と感じたら。転職する前に考えておきたいこと
(画像=Pixabay、『lovely』より引用)

転職をすることにより、問題の解決・原因の改善はできるのか?それとも現状維持や他の手段が最適解かもしれません。 転職だけでない方法について紹介していきます。

周囲の意見を聞いてみる

自分自身の感情の主観的な思考だけでは解決は難しいです。 自分だけで悩むのでなく、家族や恋人または友人など、悩みを聞いてもらってみましょう。

親しい人たちは自分に対して知っているので、客観的でかつ自分が見えていない点も発見できるので、自分の考えに整理がつくでしょう。

安易に転職しようとしていないか

「地味なこんな仕事からさっさと足を洗って、より華やかでクリエィティブな仕事がしたい!」 「同じ学校の同期が高給で、私も同じようにしたい!」 ...など他人と比較して、今の仕事に対して嫌気がさしてしまいますね。

ですが、それらの話は裏があるのではないでしょうか。 「その仕事は実際にクリエィティブなのか、実際に稼げる業界なのか?」とその話の裏に対して調べてみると、必須スキルや、確かに稼げはするがそれに見合ったハードを持ち合わせていると感じるでしょう。

表面上のイメージだけで転職をして、「思っているやつと違った!」とすれ違いが出て、結果的に転職失敗に繋がります。

また、「転職をして解決!」とすべての悩みや不満が解決できるわけではありません。 転職をゴールと設定していると、仮に転職をできたとしても、上記のようにミスマッチなどで燃え尽きてしまうのが関の山でしょう。

異動で解決しないか検討する

キャリア構築ができるのは、転職だけではありません。

今の仕事に対し、 「自分のやりたいことではない」 「この仕事を続けてもキャリア形成ができるとは思えない」 とフラストレーションを抱えているのなら、自社内でできないか相談をしたり、希望している仕事に近い・できる部署に異動をできないか打診してみましょう。

もし却下されても、どうすればできるか話し合って見るのも手です。 ただし、社内で任されている仕事を充分にこなしておくなど、社内に於ける信頼を築いておかないと、聞き入れすらもできないでしょう。

ダブルワークで試してみる

今行っている仕事と並行して、ダブルワークで自分の能力で実践するのも一つの方法です。

副業の解禁など今の世の中の流れがあり、試したいことがあるのなら、業務時間以外で実践してみましょう。 キャリア以外にも副次的な収入に繋げられるかもしれません。

会社によっては副業禁止というのもありますが、その場合は今後に繋げるため、取引相手の獲得や自分のキャリアの準備などを収益が出ない範囲で行っておくとよいでしょう。

転職活動をして自分の価値を知る

仕事の合間を縫って転職活動を行ってみると、実際の転職の感触を通して、 「給与レンジに対してどれほどのスキルが要るか」 「どのような企業が積極的に人材を集めていて、求めているスキルセットは何か」 など、市場の実際の状況や応募書類の通り方が把握でき、転職市場における自身の位置・価値など感じ取れるはずです。

自分にとって必要なことは何かを考えるにも、キャリア像に対する解像度を高める意味でも、実践して現実を見てみましょう。