CMなどの影響で、昔はシリアルは時間のない朝にかきこむというイメージでした。しかし最近は朝だけでなく好きな時間にシリアルを食べる人が増えています。なかには夜ごはんをシリアルにしてダイエットを成功させた人もいて、シリアルダイエットがブログ等で話題になっています。今回はダイエットに向いているシリアルの種類や食べるタイミングについてご紹介します。
シリアルの種類
シリアルは穀物を食べやすく加工した食品です。多くの方は牛乳をかけたりヨーグルトに混ぜたりして食べていますよね。まずは日本で一般的に食べられているシリアルの種類をご紹介します。
- コーンフレーク
- グラノーラ
- ブラン
コーンフレークは読んで字のごとく、とうもろこしを加工したものです。グラノーラとは麦・玄米などの穀物にナッツ類を交ぜ焼き上げたものです。ブランとは「小麦ふすま」のことで、小麦の外側の皮や胚芽部分のことで、食物繊維が他のシリアルに比べて豊富なのが特徴です。
ミューズリーやオートミールがダイエッターに人気
日本人になじみがないので項目に挙げていませんが、ダイエットにおすすめなのがミューズリーです。味付けされていないオートミールをベースに、ドライフルーツやナッツ類を交ぜています。また、オートミールはダイエッターの間で密かにブームになっているシリアルの仲間です。オーツ麦を加工し牛乳やお湯などでふやかして食べます。
シリアルのダイエット効果
シリアルがダイエットに活用される理由についてご説明します。
- 自分に必要なシリアルを選び食べるだけで必要な栄養を摂ることができる
- 便秘解消になる
- 咀嚼回数が増えるから満足度が高い
- 手軽に食べられる
ダイエットをしているとき、食事制限をするとどうしても栄養が偏ったり足りなくなったりします。シリアルにはビタミン・ミネラル・カルシウム等必要な栄養が1品にギッシリと詰まっています。なぜダイエット中なのにフルーツ入りを食べる人がいるのかというと、ドライフルーツに豊富に含まれる鉄分を摂りたいからです。
また食物繊維が豊富なのでダイエット中に起こしがちな便秘を解消させることができます。さらに、咀嚼回数が多いと満足度が上がるだけでなく消化器官が活発に活動する、それは血行促進に繋がります。特別調理をする必要がないので気軽に摂ることができるのもダイエットのサポート食品として選ばれるポイントです。
シリアルのカロリー比較
市販されているシリアルのカロリーを比較してみましょう。
- ケロッグ「オールブラン ブランフレーク」1食60g 218キロカロリー
- ケロッグ「オールブラン オリジナル」1食40g 141キロカロリー
- ケロッグ「オールブラン フルーツミックス」1食40g 144キロカロリー
- カルビー「フルグラ」1食50g 220キロカロリー
- カルビー「フルグラ チョコクランチバナナ」1食50g 224キロカロリー
- 日清「ごろっとグラノーラ きなこ仕立ての充実大豆」1食40g 174キロカロリー
- 日清「ごろっとグラノーラ メープル仕立ての充実果実」1食40g 168キロカロリー
ブランとは小麦の外皮で、食物繊維が多く含まれている場所です。フルグラは香ばしく焼き上げたオーツ麦や玄米にドライフルーツをミックスしています。ごろっとグラノーラはシリーズ展開が豊富です。全部の商品を40gに統一して計算すると、オールブランシリーズは140キロカロリー台、フルグラは170キロカロリー台です。
低糖質シリアルのカロリー比較
ダイエット中は糖質を制限しますよね。糖質に気を使ったシリアルが販売されていますよ。スーパー等で手に入るシリアルをご紹介します。
- カルビー「フルグラ 糖質オフ」1食50g 238キロカロリー
- 日清「ごろっとグラノーラ糖質50%オフ きなこ仕立ての充実大豆」1食40g 155キロカロリー
一般的なシリアルの糖質は25g程度あります。カルビーの「フルグラ糖質オフ」はドライフルーツを入れながらも糖質を18.9グラムに抑えています。また、ごろっとグラノーラシリーズの「糖質50%オフきなこ仕立ての充実大豆」は1食分の糖質を8.8gに抑えています。シリアルだけで見るとピンときませんが、食パン1枚の糖質は約27グラム、茶碗1杯のお米なら55.2gもあります。こうやって他の食品と比べると低糖質であることがわかります。ちなみに、ごろっとグラノーラシリーズの「メープル仕立ての充実果実」は脂質75%オフ(1食40g147キロカロリー)も販売されています。