『ガントレット』は1977年にアメリカで公開されました。監督と主演をクリント・イーストウッド氏が務めています。見応えのあるアクションシーンが魅力です。この記事では、ハードボイルドアクション映画として根強い人気を博した『ガントレット』のあらすじや見どころをご紹介します。内容の重要なネタバレを含みますので、お気を付けてご覧ください。

映画『ガントレット』の作品情報

【ネタバレ】映画『ガントレット』あらすじを徹底解説!
(画像=映画.com、『Sorte plus』より引用)

映画『ガントレット』は1977年に公開されたアメリカ映画です。監督と主演をクリント・イーストウッドが務めています。主人公であるショックリーと警察上司との対決を描くアクション映画です。

監督と主演を務めたクリント・イーストウッドは、現在世界的に有名な映画監督となっています。ストーリーももちろん魅力ですが、若き日のクリント・イーストウッドが派手なアクションを繰り広げることにも魅力がある映画です。

ガントレットの意味

【ネタバレ】映画『ガントレット』あらすじを徹底解説!
(画像=『Sorte plus』より引用)

映画『ガントレット』のタイトルが表しているのは、ラストシーンの様子です。ラストシーンにショックリーがたくさんの警官隊から銃撃を受けながら、バスを運転するシーンをガントレットを表しています。

ガントレットという言葉の意味は、鞭を持った人間の間を走り抜けさせる拷問のことです。なかにはバスのタイヤに銃弾が当たっていないことを不思議に思う方もいるかもしれません。

しかし本作で重要なことは、あくまでも痛快さを伴うストーリー展開です。リアリティや物理の法則を深く気にすると、展開が楽しめなくなるかもしれません。

映画『ガントレット』の主要キャスト

【ネタバレ】映画『ガントレット』あらすじを徹底解説!
(画像=『Sorte plus』より引用)

ここでは、映画『ガントレット』の主要キャストをご紹介します。作中で気になったキャストの名前を確認してみましょう。

主要キャスト①クリント・イーストウッド/ベン・ショックリー役

【ネタバレ】映画『ガントレット』あらすじを徹底解説!
(画像=映画.com、『Sorte plus』より引用)

クリント・イーストウッドは、主人公のベン・ショックリー役と監督を務めました。西部劇シリーズの『ローハイド』で準主人公のマカロニ・ウェスタン役で人気を獲得したのちに、俳優としてのキャリアを本格スタートさせます。

『恐怖のメロディ』で映画監督デビューを果たしました。62歳の時に『許されざる者』でアカデミー賞監督賞を獲得します。現在ではアメリカだけでなく世界を代表する名監督です。

2012年以降は俳優業から遠ざかっており、『アメリカン・スナイパー』や『ハドソン川の奇跡』などの実話が基になったドキュメンタリー映画を多く手掛けています。

主要キャスト②ソンドラ・ロック/ガス・マリー役

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(画像=Amazon、『Sorte plus』より引用)

ソンドラ・ロックは、ガス・マリー役を務めました。女優として映画デビューを果たした作品は『愛すれど心さびしく』です。

2000人のなかからオーディションで選ばれ、アカデミー助演賞にノミネートされました。1976年に『アウトロー』出演したのをきっかけに主演のクリント・イーストウッドと名コンビだと人気を集めます。

クリント・イーストウッドとは私生活でも同棲生活を送るなど、公私ともにパートナーでした。しかし1989年に破局を迎えた際に慰謝料と過去に行った約束の食い違いから、クリント・イーストウッド提訴します。

その後クリント・イーストウッドとは和解は果たしたようですが、ソンドラ・ロックは女優としての第一線から姿を消してしまいました。出演作品は1999年が最後となります。

主要キャスト③パット・ヒングル/ジョゼフィン役

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(画像=『Sorte plus』より引用)

パット・ヒングルは『ガントレット』でジョゼフィン役を演じています。アメリカ合衆国のマイアミ州出身の俳優です。『ガントレット』の他に出演した代表作品は、1989年に公開された『バットマン』のゴードン総監役です。

他にも多数の映画に出演している俳優ですが、重厚感ある雰囲気を活かした権威ある役柄を多く演じています。

映画『ガントレット』のネタバレあらすじ

【ネタバレ】映画『ガントレット』あらすじを徹底解説!
(画像=『Sorte plus』より引用)

ベン・ショックリーは、アメリカのアリゾナ州にあるフェニックス市警の刑事でした。ショックリーは証人として出廷する女性であるガス・マリーを護送する任務を受けます。ショックリーは、当初こちらの任務に乗り気ではありませんでした。

道中はトラブルやマフィアと思わしき謎の襲撃が続きます。ある時潜伏地を発見され、凄まじい発砲を受けました。脱出したあとパトカーを発見して、乗り込みます。運転席にいた警官を脅したときに警察本部の命令によるものと判明しました。

逃走の末に二人は洞窟で朝を迎え、マリーは自身が出廷する裁判についてショックリーに話します。ショックリーはパトカーからバイクに乗り換え、友人であるジョセフィン刑事と連絡を交わしました。黒幕はブレイクロックだと判明します。

ショックリーはジョセフィンに自分たちが通過予定のルートを伝えて、民間人が巻き込まれないように避難させてほしい旨を伝えました。フェニックス市庁に直接乗り込むため、市民が巻き込まれることが危惧されたためです。

【ネタバレ】映画『ガントレット』あらすじを徹底解説!
(画像=『Sorte plus』より引用)

ジョセフィンはフェイダースピールに相談していましたが、フェイダースピールはブレイクロックと繋がっている人物でした。ショックリーとマリーの二人がバスで向かう道中でジョセフィンが現れます。検事であるフェイダースピールの協力を得られたと二人に報告しました。

二人がバスを降りようとしたところ、ジョセフィンが射殺されます。ショックリーは激昂しつつもバスを走らせました。市庁までの道は武装した警官が配置されており、バスは雨のような銃撃を受けます。銃撃戦の末にショックリーは、フェイダースピールに銃を向けました。

フェイダースピールは警官隊の前でマフィアとの繋がりを認めます。自身の危険を感じたブレイクロックは、フェイダースピールを射殺しました。ショックリーに発砲したうえでマリーにも銃を向けましたが、マリーに射殺されます。マリーは撃たれて倒れたショックリーを起こしました。