労働人口の減少に伴い「売り手市場」が続いていた若手転職市場は、コロナ禍によって変化しています。コロナ不況で大きく影響を受けると予想されるアルバイトや派遣社員の非正規雇用者や、働くことに不安を抱えている人たちが、今知っておくこと、そしてできることは?若者の社会復帰や正社員就業を支援する4人のアドバイザーによるトークセッションの様子を、ダイジェストでお届けします。
登壇者プロフィール
丸山さん
せたがや若者サポートステーション相談員
広告代理店、IT関連サービス、広報、大学における就職支援セミナー等のイベント運営等、様々な業種に携わった経験あり。
早坂さん
せたがや若者サポートステーション相談員
大学では心理学を学ぶ。NPO法人にてひきこもり支援に携わった後、現職。
鶴居さん
日本若者転職支援センター キャリアアドバイザー
百貨店の販売員を経験した後、2017年より現職。
岩崎さん
日本若者転職支援センター キャリアアドバイザー
不動産関連企業で事務職を経験した後、エンタメの世界へ。約2年間の演劇活動、チケット会社での営業職を経て、現在に至る。
司会・進行
北村さん
日本若者転職支援センター キャリアアドバイザー
カラオケ店店長、広告営業を経験後、2017年より現職。今回は司会・進行役を担当。
「せたがやサポステ」って、どんなところ?
丸山:せたがや若者サポートステーション(以下サポステ)は、厚生労働省委託の支援事業。15~49歳の働くことに不安を抱えている人が、就職活動に向けての準備ができるようサポートをしている場所で、面談、各種プログラム、職場体験などを実施しています。
働くことへの不安要因は、人それぞれ違います。まずは私たち相談員が面談でお話を聞いた上で、サポステとしてどのようなサポートができるかを一緒に考えていきます。
早坂:サポステはハローワークのような就職斡旋の専門機関ではなく、その人にとって最適な自立の形を一緒に探す場所。さまざまなプログラムへの参加を通じて、働くことへの不安を緩和できるようお手伝いしています。