「服はあるのに、着る服がない」。クローゼットをあけるたびに、ため息をついていませんか。もう十分服は持っているのに何を着たらいいかわからない、昨年はしっくりきた服が今年はなんか変。
こんな悩みを解決してくれるのが、『手持ちの服でなんとかなります』(サンマーク出版)。著者でパーソナルスタイリストの杉山律子さんが、手持ちの服を100%生かす方法を伝授してくれるのです。
ユニクロの着回しコーデ(画像は本書より抜粋/撮影:福井麻衣子、以下同じ)
しかもプチプラOK、着回しOK。TPOに合わせて、カジュアルにもフォーマルにも対応可能。クローゼットの服、このまま眠らせておくのはもったいないですよ。
失敗しない買い方のルール
デザインも豊富で安い、ファストファッションのショップに入ると、ついあれもこれもと買ってしまいます。が、ここで大盤振る舞いをしてしまうと、クローゼットで冬眠する服がふえてしまう危険性も。本書から、安くて賞味期限が長い服の選び方をまとめてみました。
筆頭ルールは「手持ちの服を引き立てる脇役アイテムこそ、入念なチェックをして入手すべき」。安いからとついトレンドアイテムやビビッドなカラーに目が行きがちですが、ちょっと待って。実は「毎シーズン出るような定番アイテムを選ぶとコストパフォーマンスが最大値になる」と本書。確かに、普段使いはシンプルなデザインやカラーのトップスをジーンズに合わせたりしますよね。反対に、カラフルな服は着る回数も少なめになって、結局は割高になるのです。
S、M、L、3サイズを試着
S、M、L、3サイズを試着 ひとり数着は持っているだろうユニクロですが、皆さん、試着して買っていますか。本書いわく「意外とアイテムごとにサイズ感がバラバラ。もっと言えば、定番のものもシーズンごとにサイズ感が違う気がする」という事実。時期によってフィッティングルームが渋滞してしまうユニクロですが、「S、M、L、3サイズは試着する」を今日から胸に刻んでください。太った、痩せた、という個人的主観よりも「大切なのは、実際にスタイルがよく見えるかどうか」と本書がズバリ。そう、見栄えがよければオールオッケーなのです。