結婚内祝いのメッセージをご紹介

結婚祝いのお礼として贈る「内祝い」。品物と一緒にお礼状やメッセージカードを添えるのが一般的です。しかし、相手によってどのようなメッセージを書いたらよいか悩んでしまう人もいるのでは?

そこで今回は、結婚内祝いのメッセージ例文をご紹介!家族や親戚、職場の人や友達に送るちょうどよい文章を集めました。書き方やマナーも併せてご紹介します。

結婚内祝いのメッセージの書き方・マナー

【例文】マナーを抑えた結婚内祝いのメッセージ集。家族や職場・友達にお礼を伝えよう
(画像=unsplash.com Folkより引用)

結婚内祝いの例文を見ていく前に、まずは書き方やマナーについて確認しましょう。

会社の上司や年上の人、年配の親戚などへ送る場合は特に気をつけたいところです。

いくつかある注意点の中で、今回は特に気をつけたい3つの項目をピックアップ。

お祝いを贈っていただいた人に失礼のないよう、きちんとチェックしておきましょう。

マナー①内祝いは「お返し」ではない

まず知っておきたいのが内祝いは「お返し」ではないということ。内祝いには「身内のおめでたいことのおすそ分け」の気持ちが込められています。

そのため元々は、お祝いをいただいたかどうかは関係なく、「一緒にお祝いしていただけたら嬉しいです」という思いで贈られていました。

近頃ではお祝いへのお返しとして贈るのが一般的ですが、メッセージを書く際には「お返し」という言葉は使わないようにしましょう。

マナー②忌み言葉はNG

「忌み(いみ)言葉」とは、別れや不幸を連想させるなど、マイナスイメージを与える言葉。結婚のメッセージには忌み言葉もマナー違反です。

「分ける」「終わる」「短い」などのほか、去ることをイメージさせる「去年」もNG。「昨年」に言い換えるとよいでしょう。

また「いろいろ」「くれぐれも」「わざわざ」などの重ね言葉も結婚関連のメッセージではマナー違反。再婚を連想させ縁起が悪いとされています。

マナー③句読点は使わない

結婚などのお祝いメッセージには句読点を使うのも避けましょう。句点(。)には「終わり」「終止符を打つ」などの意味があることから、お祝いの文章には適していません。同じように読点(、)は「区切り」を連想させるためNG。

親しい間柄であれば気にならないかもしれませんが、目上の人へ送る際は特に注意しましょう。長文メッセージの場合は読みづらくないよう、改行やスペースを入れるのがおすすめです。

結婚内祝いのメッセージ例文《家族》

【例文】マナーを抑えた結婚内祝いのメッセージ集。家族や職場・友達にお礼を伝えよう
(画像=unsplash.com Folkより引用)

マナーがわかったところで、さっそく例文を見ていきましょう。まずは家族や親戚への結婚内祝いメッセージ。今回は義両親と祖父母への例文を取り上げました。

両親や兄弟など自分側の家族に送る場合、丁寧すぎる文章は他人行儀に感じてしまうことも。

お礼の気持ちがこもっていれば、カジュアルなメッセージでも問題ないでしょう。

義両親や親戚への丁寧なメッセージ

拝啓 寒い日が続いておりますが

お父様お母様におかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか

このたびは◯◯さんとの結婚に際し 過分なお心遣いをいただきましてありがとうございました

ささやかながら心ばかりの品をお送りいたしますのでご笑納ください

今後ともご指導賜りますようよろしくお願い申し上げます 敬具

義両親や年上の親戚へは、正しいマナーに沿った丁寧な内祝いメッセージを送りましょう。特に義両親との関係はスタートしたばかり。すでにフランクな間柄を築けている場合も、本格的に親族としての付き合いが始まるケジメとして、丁寧な文章を心がけましょう。

例文のような定番文章をもとに、オリジナルのメッセージも加えるのもおすすめ。オリジナリティを出すことで、気持ちもより伝わります。

義両親へのカジュアルなメッセージ

結婚に際し温かいお心遣いをいただき 誠にありがとうございました

いただいた品は新婚生活で大活躍しております

これからは◯◯さんと お父さんお母さんのような楽しい家庭を作りたいと思っています

これからもお世話になることと思いますので どうぞよろしくお願いいたします

マナーや丁寧さを保ちながらも少しカジュアルな雰囲気を出したい人には、こんな例文も。お礼の気持ちやいただいた品への感想をまずはきちんと伝えましょう。「お父さんとお母さんのような楽しい家庭を作りたい」という一文がよいですね。

お義父さん・お義母さんではなくお父さん・お母さんと書く方が親しみがありおすすめ。「今度ぜひお母さんの手料理を教えていただきたいです」なども素敵ですね。

おじいちゃんおばあちゃんへのメッセージ

この度は心のこもった結婚のお祝いをありがとうございました

いただいたお祝いで新居の家具を買いました

おじいちゃんとおばあちゃんが遊びに来てくれたときに寛いでもらえるよう 大きいソファーを選びました

2人で助け合って温かい家庭を築いていけるように頑張ります

これからも健康に気をつけてずっと元気で私たちを見守っていてください

おじいちゃん・おばあちゃんへはこんな例文はいかがですか?結婚祝いに現金をいただいた時には、どんなものに使ったかを内祝いのメッセージで伝えるのがおすすめです。贈った側がイメージしやすいよう、具体的に書くとよいでしょう。

なかなか会えない祖父母であれば、会える時を楽しみにするようなメッセージも◎。おじいちゃん・おばあちゃんの健康を気遣う文章を入れるのも定番です。

結婚内祝いのメッセージ例文《職場》

【例文】マナーを抑えた結婚内祝いのメッセージ集。家族や職場・友達にお礼を伝えよう
(画像=unsplash.com Folkより引用)

続いては、職場の人から結婚祝いをいただいた際の内祝いメッセージ。

職場の人と一言で言っても、相手の役職や日頃の関係性などによって文章も変わってきます。

ここでは、上司・同僚・職場の人一同へ送る3パターンの内祝いメッセージを取り上げました。

基本の例文にオリジナリティを加えて、相手や状況に応じてアレンジしてみてください。

上司への基本のメッセージ

◯◯の頃 いかがお過ごしでしょうか

この度は 私どもの結婚に際し過分なお祝いを賜り 誠にありがとうございました

ささやかではございますが感謝の気持ちとして 心ばかりの品をお贈りします

ご笑納いただければ幸いです

未熟な私たちですが 2人で助け合い明るい家庭を築いていきたいと思います

今後とも温かくご指導くださいますようお願い申し上げます

まずは上司や目上の人への結婚内祝いの場合。今回は基本的なメッセージをご紹介します。文章の書き出しに時候の挨拶を入れると、フォーマルな印象を与えられます。

今の時期なら「春の訪れを感じるこの頃」「早春の候」「うららかな春の日が続きますが」などがよいでしょう。

その後は結婚祝いへのお礼や今後の抱負、「これからもよろしくお願いします」という気持ちを込めた一文で締めるのが基本的です。

親しい同僚へのメッセージ

暑い日が続いていますが お元気ですか?

素敵なお祝いを送っていただき ありがとうございます

さっそく使わせていただき 大変重宝しています

今後は仕事と家事の両立目指してがんばります!

これからもよろしくお願いします

続いては同僚への内祝いメッセージ。普段から親しい同僚ならカジュアルな文章でも問題ありません。結婚祝いをいただいたお礼をしっかりと伝えたら、仕事について書くのも◎。

結婚していない人への文章なら、結婚についてや新生活に関する内容よりも、お礼の気持ちを込めたシンプルな文章がよいでしょう。仲のよい同僚なら文末をさらにカジュアルにしてもOK。アレンジすれば職場の後輩へのメッセージとしても使えます。

職場の人一同へのメッセージ

この度は私たちの結婚に際してお祝いをいただき 厚く御礼申し上げます

結婚を皆様に報告したときの 温かいお言葉が嬉しく思い出されます

2人で力を合わせ 温もりのある家庭を築いていく所存です

今後ともなにとぞよろしくお願い申し上げます

職場の人から連名で結婚祝いをいただいた場合、内祝いもまとめて贈るのが一般的。その際は、内祝いに添えるメッセージも職場の人一同へ向けた内容にしましょう。複数の人に宛てたメッセージの場合、シンプルな内容を心がけるのがベスト。

仕事の合間にサラッと読んでもらえるよう、堅苦しくなりすぎないように心がけましょう。結婚関連で休暇を取った場合は、それについてお礼を伝えるとよいですね。