ハリウッドでも高い人気を誇るマット・デイモン。この記事では、脚本家としても役者としても高い才能を誇るマット・デイモンについて、その出演作と基本的なプロフィールをまとめます。マット・デイモンの出演作はどれも映画として第一級の作品ばかりなので、面白い作品をチェックしたい際はぜひ参考にしてください。

マット・デイモンのプロフィール

マット・デイモン出演映画を徹底解説!代表作の人気作品をご紹介!
(画像=シネマカフェ、『Sorte plus』より引用)

マット・デイモンは、アメリカ合衆国の俳優です。1970年10月08日、アメリカ・マサチューセッツ州ケンブリッジにて誕生しました。

彼が世間から注目されるようになったのは、ある作品の脚本を手がけたことによるものです。それは、映画界でも名作として知られる「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」という作品でした。

マット・デイモンは幼馴染のベン・アフレックと共にこちらの作品の脚本を書き、アカデミー脚本賞を受賞、主演男優賞にノミネートされます。さらに、2001年には映画「オーシャンズ11」に出演し、全米でもトップクラスの俳優へと急成長。

2002年にはアクション映画「ボーン・アイデンティティー」の主演を務め、こちらがヒットしたっことによりシリーズの主役を続投しました。また、マット・デイモンはハーバード大学中退の経歴も持っており、インテリとしての顔も知られています。

マット・デイモンのおすすめ出演映画!かっこいい人気代表作を紹介!

マット・デイモン出演映画を徹底解説!代表作の人気作品をご紹介!
(画像=elle、『Sorte plus』より引用)

マット・デイモンは、これまでに数々の名作映画に出演してきました。彼の出演作について知ることは、映画自体に詳しくなることでもあります。ここではその代表作をまとめてご紹介するので、洋画に興味のある方はぜひ参考にしてお気に入りを見つけてみてください。

マット・デイモン代表作①グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち

感動作として評価の高い「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」です。こちらの作品は先述したとおり、マット・デイモンが脚本を手がけており、彼が世に羽ばたくきっかけとなったまさに代表作の名に相応しい映画です。

主人公のウィルはボストンに住む青年でした。彼は、ずば抜けた頭脳を持つことで周囲から孤立する日々を過ごしていました。ある日、彼の才能に気づいた人物が現れます。

彼はランボーと言い、数学教授として働いていました。ランボーはウィルに、精神分析のエキスパートであるショーンを紹介します。

ショーンと次第に打ち解けていくウィルでしたが、一方ではそんな彼の才能に目をつけた政府機関や大企業が、背後から迫ってきているのでした。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちでの役どころ

マット・デイモンが「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」において演じたのは、主人公のウィル・ハンティングです。天才的な頭脳を持ちながらも、スラム育ちという生い立ちを持つ彼は、暴力と犯罪に染まる生活を送っていました。

MITで清掃のアルバイトをしていた彼でしたが、ある日黒板に書かれた難問を解いたことによって人生が大きく変わります。心に傷を負った少年ウィルが、ランボーとショーンに出会うことで少しずつ変わっていく様子を、マット・デイモンが好演しています。

マット・デイモン代表作②オーシャンズ11

華々しいラスベガスのカジノを舞台にした作品「オーシャンズ11」です。泥棒、詐欺師として悪事を働くダニエル・オーシャンは、4年の服役を経てから仮出処をしました。懲りていない彼は、仲間のラスティーのもとへと向かい、計画をしている盗みの内容について話します。

彼は、ラスベガスで3大カジノとして知られる「ベラージオ」・「ミラージュ」・「MGMグランド」それぞれのホテルの金庫から大金を盗み出そうとしていたのでした。ボクシングのタイトルマッチがある日を狙って、1億5000万ドルほどの大金を運ぼうと企てます。

しかし、これらのカジノを取り仕切るオーナーのテリー・ベネディクトは、非情な男として名を知られていました。そこで、2人は信用に値する仲間を集めることにします。そこで集まったのは、次のようなメンバーでした。

爆弾のエキスパートであるバシャー、変装が得意なモロイ兄弟、曲芸師のイエン、老人でありながらも天才的な詐欺スキルを持つソール、資産家のルーベン、カジノディーラーとして働くフランク、通信技師のリヴィングストン、伝説の泥棒の息子であるライナス。

彼らは難攻不落な金庫を破るために、綿密な計画を立てていきます。ラスベガスを停電させるための機械を盗みにいくなど、スケールの大きな計画も交えながら、着々と準備を進める彼ら。果たしてどうなってしまうのでしょうか。

オーシャンズ11の役どころ

オーシャンズ11でマット・デイモンが演じているのは、伝説の泥棒ボビー・コールドウェルを父に持つライナス・コールドウェルです。シカゴでスリとして生活していた彼ですが、ある日通勤電車に揺られるサラリーマンから盗みを働こうとしていたところを、ダニーに発見されます。

これによりダニーにスカウトされ、ラスベガスの金庫破り計画に参加することになったライナス。仲間と揉め事を起こしながらも、ミッションを遂行するために様々な行動を取ります。

マット・デイモン代表作③ボーン・アイデンティティ

2002年に製作されたアメリカ映画の「ボーン・アイデンティティ」です。ロバート・らドラムによる小説「暗殺者」を映画化した本作は、ボーンシリーズの第1作品目として知られています。

主人公の男は、海を漂流していたところを漁船に救助されます。しかし彼は記憶を失ってしまっており、何も思い出せません。

なんとか自分の正体を知るために、自身にまつわる怪しい手がかりや、かすかに残る記憶を辿っていく男。しかしその先には、血生臭い陰謀が待ち受けていたのでした。ヨーロッパ全体を舞台に繰り広げられる大型サスペンスアクション映画として有名な今作は、まさに必見です。

ボーン・アイデンティティの役どころ

マット・デイモンはこの作品で、謎に満ちた主人公を演じました。1970年9月13日、ミズーリ州ニクサに誕生した彼は、デルタフォースの大尉からCIA考案のトレッドストーン計画に携わるという経緯を持つ人物です。父がテロによる死を遂げたことで、この計画に参加しました。

戦闘技術や能力において高い水準を誇る彼ですが、記憶を失ってからは殺人に対して強い拒絶を示すようになります。戦闘時には、相手を殺すのではなく無力化させることを第一に考えているため、銃などの武器は余程のことがない限り使わないようにしています。

また、自分を狙っていた工作員を殺せる立場にありながらも、見逃すシーンもありました。ただし、必要になれば殺人を厭わない一面も持っています。さらに語学が堪能であり、英語のほかフランス語、ドイツ語、ロシア語、スペイン語に通じています。

マット・デイモン代表作④ディパーテッド

アメリカのボストン南部を舞台に描かれた作品「ディパーテッド」です。犯罪者の多い家庭に育ったビリー・コスティガンは、一族と縁を切るため警察学校に入学します。そこで優秀な成績で卒業した彼でしたが、警察へ入ると生い立ちに目をつけられてしまいます。

挙句、フランク・コステロが率いる犯罪組織に潜入捜査するよう命じられたのでした。一方のコリン・サリバンは、コステロから援助を受けて育った貧民街育ちの人物でした。彼はコステロから内通者になるように命じられ、警察官として警察内部に潜入します。

優秀な彼は、特別捜査課で地位を高めていきます。ビリーとコリンは、裏の顔を持ちながら、それぞれ敵対する組織に乗り込んだ身でした。しかしある日、双方の組織に内通者がいることが気づかれてしまいます。

ディパーテッドの役どころ

ディパーテッドでマット・デイモンが演じたのは、コステロに援助されて育ったコリン・サリバンです。サウシーと呼ばれるボストン南部にて育ったアイルランド系の人物で、少年時代にコステロに目をかけられます。彼にとってコステロは、警察学校を卒業するまでお世話になった人物。

刑事になったコリンは、コステロが逮捕されてしまわないよう、警察の情報をコステロの組織に横流しするのでした。

マット・デイモン代表作⑤インフォーマント!

ある男とFBIの奔走劇を描くダークコメディー「インフォーマント!」です。監督は「オーシャンズ」シリーズを手がけるスティーヴン・ソダーバーグで、アメリカ経済史上最も注目された内部告発者の実話を映像化した作品として知られます。

まるでスパイ気取りで証拠を探す男と、その事実と空想が織り交ぜられた証言に振り回される捜査当局の奔走を描きます。様々な証言を繰り返す男の深層心理に着目したい映画です。

主人公のマーク・ウィテカーは、アメリカの大手商社に務める優秀な社員でした。しかしある日、会社が国際価格カルテルを結んでいることを内部告発します。

その告発を受けたFBIは、早速捜査を始めます。マークに物証を迫りますが、重要証人であるはずの彼はなぜか、供述を覆し続けるのでした。

インフォーマント!の役どころ

マット・デイモンはインフォーマント!において、奇天烈な主人公を演じます。証言をすることで天狗気分になり、世迷言を口にし続ける主人公の姿は、まさに反面教師としたいような人物像です。

突拍子もない証言を続ける彼の深層心理を、マット・デイモンがどのように演じるのか注目したいところです。