聞いたことはあるけれど、詳しくはよくわからない、あの仕事。具体的な業務内容を知りたい、適性を知って転職活動の参考にしたい ―。そんな人のために、気になるあの仕事で活躍する人に聞く「気になるしごと」。今回ピックアップする仕事は、転職アドバイザーです。
気になるしごと人
株式会社MAP キャリア/リクルーティングアドバイザー 岩渕真理奈さん
岩手県出身。大学時代を静岡で過ごし、卒業後様々な職種・業界にチャレンジ。2021年4月より、MAPにてキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを兼任し、活躍中。
岩渕 真理奈(いわぶち まりな)です。27歳、転職エージェント勤務です。岩手で生まれ、静岡で大学時代を過ごしました。その後地元岩手に戻り1年間過ごしたのち、上京。現在は東京で働いています。
色々な仕事を経験した20代前半
これまでに販売接客、営業アシスタント、映画宣伝、PRなど、さまざまなポジションや業界に挑戦してきました。それぞれにやりがいも楽しさもあったのですが、自身の幅広い経験を活かしたいと思い、人材業界に飛び込みました。多くの人と接する中で、人は皆一人一人が、自分の人生の主人公だということをいつも感じてきました。人生の中で多くの時間を占める「働く時間」をいかに充実したものにするかで、生き方も大きく変わっていくと考えたのが、人材業界に転職したきっかけかもしれません。
悩める方々のキャリアに寄り添い、未来を描く上での力になりたいと日々考えており、それがモチベーションにもなっています。
学生時代の夢(将来就きたい職業)は?
小学生の時から高校1年生の夏までは、保育士になりたいと思っていました。進学先の大学や習う楽器を決めたり、関連する書籍に目を通したり。保育体験にも積極的に参加していました。ただ、16歳の夏に、なぜ保育士を目指しているかを熟考した時、「子どもが好き」という理由しか出てこず…。先々でモチベーションを維持できるかとか、実際に職業としての保育士を考えたのですが、あまり現実的ではないかもしれないと感じ、断念しました。
ですが、他にも興味を持っていたものがあります。発展途上国の支援です。そこからは、「ODAでの勤務」「国際協力士」などが、新たな夢になりました。きっかけは発展途上国の同年代の少年少女たちが、家族のために過酷な環境で働いているのをテレビで目にしたこと。「なんで同じ地球にいるのに、こんなにも環境が違うのだろう」と疑問を持ち、次第に自分の力でその現状を変えたいと考えるようになりました。
その後は夢のために国際社会学・発展途上国の開発について勉強できる大学を目指し、入学。ゼミや授業で、貧困問題についてどのようなアプローチ方法があるのかを勉強していました。
「人材業界」での主な業務は?
今は20代・30代の方の転職支援をしているエージェント(人材紹介会社)で働いており、キャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを兼任しています。前者は求職者様の転職支援が主な業務です。面談でお人柄やご経歴、ご希望などを知ることから始め、その方に合った求人案件を紹介します。ただ案件をお渡しするだけでなく、書類作成の指導や面接の練習など、転職に関する全面的なサポート・フォローを行います。
後者は企業様の採用支援です。「こんな人を採用したい」というご希望をヒアリングし、求職者様をご紹介するというのが大きな動きです。担当する企業様の業界・ポジションは様々なので、常に企業や業界研究を欠かさないよう、知識をアップデートしています。