今回は「物が捨てられない人の心理」についてご紹介していきます。今、世間ではゴミ屋敷と言われるような物が捨てられないあまりに日常生活を送る事も難しいというような状態に陥っている人というのが案外身近にいる可能性も高い世の中になっています。その原因は病気である事も多いものです。今回はその原因にも迫ります。
物が捨てられない人の特徴は?
物が捨てられない人の特徴①:病気が原因
物が捨てられないというのは、病気が隠れている場合が多いのも特徴です。「物が捨てられない、物の整理ができずに部屋が散らかっている」というのも病気である兆候でもあります。部屋の広さと物の量が比例していない場合というのは、頭では部屋の広さと釣り合っていないとわかっていながらも収拾する事を止めれません。
物が捨てられない人の特徴②:捨てる意味をあまり重要視していない
「部屋がきれいになるといいな」「もっと整理整頓しなきゃ」というような願望や不安はあるにしてもいざ片付けを始めれば片付けるのが面倒に感じたり、何かしらの理由で一時中断した事でやる気がなくなったり、そこで片付けるのを止めてしまうのも特徴です。その為、少しずつでも目標を明確にして片付ける必要性があります。
「今日はこの部分をきれいにする」という具体的な目標を持つ事で片付けるのを最後までやり通す事もできますよ。万が一、途中で中断しそうな事がわかっている場合には、片付ける範囲を調節するなど工夫も必要です。漠然とした不安からの片付けは絶対に上手くいかないという事を理解する事が大事です。
物が捨てられない人の特徴③:一気に片付けようとする
ワンルームのようなそんなに広い部屋でなければ可能かもしれませんが、一戸建てのような広い範囲を一気にやってしまおうとすれば途中で止めてしまうのは目に見えています。物が捨てられない人というのは、何でも一気にやってしまおうと意気込む事も多いものです。その為、途中で挫折してしまいます。
物を捨てるという事は、やり始めると楽しくなるような事も少なくありません。一度、捨てる快感を覚えてしまえば片付けもスムーズにいく事も多いものです。その為、断捨離を継続する事を目標にいかにスムーズに断捨離できるかという事を常に考えながら片付ける事も大事な事です。
スムーズに片付けるという事で運気アップになる事も多いのでぜひ、楽しく片付けるコツを実践してみてください。
物が捨てられない心理14選
物が捨てられない心理①:もったいない
捨てられない人の心理として一番多いのがこれです。女性に多いのが、頂き物の箱や贈答品の包装紙などを取っておく人がいますよね。しかし、何年経っても結局は使う事もなく、そのまま残っているという事がほとんどです。捨てられない人の部屋がゴミ屋敷になる原因は、70%以上もの使わなくなったゴミだと言われています。
もし、断捨離をする際に捨てるか迷った時というのは実際は使わない可能性が高いと言えます。もったいないという心理は、物を捨てる邪魔な心理でもありますのでまずはもったいないという気持ちを捨てる事が断捨離をスムーズにするポイントにもなってきます。
物が捨てられない心理②:いつか使うかもしれない
断捨離をする際にふとよぎる心理として、「いつか使うかもしれない」という気持ちが少しでも出てしまうとなかなか捨てられなかったりする原因になってしまいます。いつか使うかも、という時には大抵の場合、使わなかったという事の方が多いのも事実です。迷いがある時というのは、不要なものと自覚する事が大切です。
物が捨てられない心理③:物は大事にしなければいけないという罪悪感
簡単に物を捨てるという事が物を大事にしなさい、と小さな頃から教えられてきた事に反する、という事が罪悪感として植え付けられているが為に、物を捨てられない呪縛から逃れられない人も少なくありません。確かに、物を簡単に捨てるという事は良い事ではありません。しかし、それ以上に物で溢れた家はもっとダメです。
本当に必要なものだけを置いておく、というシンプルな暮らしこそが人間らしく生活できる知恵なのです。プレゼントされたものを捨てるのも忍びないと感じるものです。しかし、使わないのであればだれか使ってもらえる人に譲るという選択肢もありますよ。リサイクルショップなどに行けばまた、使ってもらう事も可能です。
物が捨てられない心理④:思い出の品を捨てれない
歴代の彼にもらったプレゼントをそのまま取っているという人も少なくないと思います。特に、女性の場合には割り切って別れた後もそのまま使っている人も多い傾向にあります。しかし、それが使っていないものである場合には取っておく必要があるでしょうか?思い出に浸りたいという気持ちもわかります。
しかし、情が残る事で結果として捨てられなくなっているというのも事実です。思い出の品もプラスになるような物であれば、取っておいても問題ないですが、マイナスの要素を含むものは捨てるに限ります。捨てられない心理としてもマイナスを意味します。
物が捨てられない心理⑤:見栄を張りたい
特に、女性の場合にはものをたくさん持つ事をステータスのように感じている節がある人が多いので、たくさんアイテムがあるという事で安心感を得ている人も少なくありません。女性の服というのは、比較的流行のあるものが多く、その度に似たようなアイテムを購入している人も多いと思います。
物が捨てられない心理⑥:自分の決断に自信がない
「このまま捨ててしまって後悔しないと言い切れるか」という事を自問自答する事で延々答えが出ない、という場合も多いものです。それは、自分の答えに自信がないとも言えます。部屋を片付けるという以前に何か悩んでいる事がある場合というのは、部屋を片付けるという事に集中できない心理、原因にもなります。
物が捨てられない心理⑦:貰い物に対する遠慮
人からもらったものというのは、ついその人の事が脳裏に映って結果として捨てられない、という事に直接つながってしまうという事も多いものです。人からもらったものというのは基本的に遠慮して捨てるのを躊躇してしまいますよね。趣味に合わなかったものでももらった相手と会う事が多い人の場合には余計に捨てにくいです。
物が捨てられない心理⑧:捨てると物が可哀想という同情の念
簡単に捨ててしまっては物が可哀想、という同情からなかなか捨てられない、という事も捨てられない人の心理の一つです。物と一言で言っても、他人にとってはゴミ以上の何物でもない場合には、捨ててもいいように感じますが、物に対する罪悪感から捨てられないのです。
物が捨てられない心理⑨:優柔不断
物事の判断に常に感情移入してしまう事も物を捨てられない人の心理の一つです。物が可哀想という事を理由に物を捨てる事をどんどん先延ばしにしてしまう事が結果としてゴミ屋敷のようにしてしまうとも言えます。
物が捨てられない心理⑩:将来が不安
物を多く持っている事が安心材料になっている人にとって、物を捨てる事で物が減ってしまう事が結果として将来への不安につながってしまっている人というのは案外多いものです。何かに備えて準備しておく事が大事なものというのは災害用品などであればわかりますが、服などはあまり意味がないように感じます。
物が捨てられない心理⑪:いつもグレイでいたい
優柔不断という事と少し似ていますが食事に行った際などにもなかなかどれにするか決めきれない、という人は要注意です。また、どちらかを選ばなければいけないという状況でも中間を選びたい、という気持ちを持っている人は物を捨てられない人も多いんです。捨てなくてもいいや、という選択にもなりかねないので要注意です。
物が捨てられない心理⑫:他人の目が気になる
物を持ち続ける事が安心感を得られる、という人はもしかしたら人の目を気にし過ぎている証拠かもしれません。ある程度の物を持っている事で他人からの評価が下がらない、と思いこんでいるのかもしれません。手放してしまう事が結果として置いて行かれる事になってしまうと思い込んでいるのです。
物が捨てられない心理⑬:捨てたら余計にお金が掛かる
不要な物を捨てたらまた、新しいものを購入しなければいけないのでお金が掛かると思っていませんか?しかし、新しいものをまた、買うという事は同じ事の繰り返しです。物を捨てるという事は、物を溜め込んではいけない、という事を学ぶ機会なんです。新しい物を買ってしまっては意味がありません。
物が捨てられない心理⑭:物がある事で満足している
物に囲まれた生活が満足、という方は要注意です。そういう人の場合には、たとえ使わない物であってもあるだけで満足なんです。そうなれば、捨てると余計に不安になってしまうので、物が溜まってしまう、捨てられないという原因にもなってしまいます。
物を捨てられないことの治し方は?
物を捨てられないことの治し方①:物が捨てられない先入観を捨てる
まず、自分自身がなぜ捨てられないのか、その理由を見つける事が大事な事です。そして、理由がわかったのであればその先入観を捨てるという事も大事な事です。捨てるのがもったいない、という言い訳で物を捨てられない、という事は案外多いものです。それがたとえ使っていない物でも新品であれば捨てれませんよね。
そういう場合には捨てるというよりもお金に変える事が出来ないかという事を考えてみると処分しやすいと思いますよ。今では、フリマアプリのような簡単に不要な物を売る事ができる世の中になってきました。その為そのようなアプリを利用するというのも一つの手です。
物を捨てられないことの治し方②:捨てる事で得られるものを意識する
先入観から解き放たれたら次は、物を捨てる事でどんなメリットがあるのかを考える事を始めましょう。不要な物を捨てる事で、どんな部屋にしたいか、そしていかに快適になるのか、という事がわかればあなたの生活も180度変わると思います。散らかっている部屋ではなかなかゆっくりくつろげるものではありません。
その為、物を捨てる事で家でゆっくりくつろげるような部屋を想像しながら断捨離していくのもおススメです。一つ捨てる事ができれば、早いものです。捨てるコツがわかれば、どんどんきれいになっていく部屋を快適に感じるものです。そうなれば部屋も片付き一石二鳥ですよね。
物を捨てられないことの治し方③:ゴミを捨てるルールを決める
「捨てる基準」を自分なりに決めておく事で、その基準に従って物を捨てていけば捨てる事に躊躇せずにスムーズに捨てる事ができるようになりますよ。まず、おススメなのが「捨てる、捨てないを3秒で判断する」という事です。3秒あれば必要なものか、不要な物かという事を瞬時に判断できると思います。
そこで迷いが生じた時というのは、捨てるという風に決めておけばよりスムーズにいきますよ。考える時間をよりテンポよくする方法でもありますので、ぜひ試してみて下さい。他にも、期限を決めて捨てるというのもおススメです。1年着なかった服は捨てる、という風に決めておけば簡単ですよね。
物を捨てられないことの治し方④:捨てやすいものから捨てる
捨てよう、と思った気持ちを長く持たせるためには、まず捨てやすい物から捨てていく事で比較的片付きやすいと言えます。片付けやすい物というのは、本や服、冷蔵庫の中身などが捨てやすいものと言われています。思い出の物や趣味の物というのは、捨てるのを躊躇してしまう物も多いのでこういう者は後回しでも大丈夫です。
しかし、逆にこのようなハードルの高い物を捨てる事ができれば後は、捨てやすくなると言っても過言ではありません。その為、できるだけ早く片付けたい、という場合には、捨てにくいものからやっていくと比較的スムーズに捨てる事ができるでしょう。