宮崎県の子育て環境
温暖な気候の元、自然の恵みにあふれ、レジャースポットも豊富な宮崎県は、子どもをのびのびと育てるのに魅力的な場所ですね。それだけでなく、宮崎県では子育て支援に力が入れられています。象徴する活動が県民全体で子どもと子育て家庭を応援する「未来みやざき子育て県民運動」です。
毎月19日を「育児の日」に制定し、家族団らんのためにノー残業デーや年休取得を呼びかけるなど、ワークライフバランスを意識した取り組みが見られます。
なお、宮崎県は全国で最も通勤時間が短いという調査結果があり、家族の時間の確保に繋がっているのではないでしょうか。子育て支援ポータルサイトでは、目的別・年齢別に、必要な手続きや支援制度の他、子育てに役立つ情報などが総合的にまとめられています。
宮崎県で住むならどこがいい?
温暖で住みやすい宮崎県ですが、エリアごとにさらに魅力的なポイントがあります。いくつかの市町村について、移住支援制度とともに見ていきましょう。
宮崎市の周辺に住むなら
宮崎県の県庁所在地、宮崎市は、県南東部の日向灘沿いに位置します。人口は401,238人(2021年6月1日現在)の中核都市で、学校や病院、商業施設などが整っており、不便なく生活できるでしょう。
国内主要都市との直行便がある宮崎ブーゲンビリア空港、特急列車のほとんどが停まる宮崎駅、高速バスターミナルなど、他都市とのアクセスにも優れています。
市内での通勤の他、西都市・国富町・綾町・高鍋町・新富町・木城町が10%通勤圏に属します。宮崎市では行政による移住者受け入れが積極的に進められており、全国でも人気の移住先のひとつです。
先輩移住者や地元住民が移住希望車をサポートする「移住アンバサダー」制度があり、気軽に相談することができます。
都城市
都城市は県南西部に位置し、県内2位の人口を有する主要都市のひとつです。2本の鉄道路線と主要地方道が通る交通の要所であり、大型ショッピングモールなど都市機能が充実しています。
かつて薩摩藩領であったことから薩摩文化も色濃く残り、鹿児島県志布志市とあわせて南九州の経済圏を形成しています。
雄大な霧島連山に囲まれた自然豊かな盆地で、都市と自然の両方があることから、「住みたい田舎」や「住みよいまち」のランキングで上位を誇ります。
肉牛・豚・ブロイラーの畜産産出額が日本一であることで知られ、また霧島ブランドに代表される焼酎も有名です。お試し滞在制度として、移住準備・暮らし体験などの活動にかかる宿泊費やレンタカー代への補助金が出ます。
また転職を機に市内に転入する人に対し、引越し費用や家賃の一部助成を受けられる都城市転職応援補助金があります。移住者運転技術向上応援事業費補助金は、都市部からの移住など運転に不慣れな人に対しペーパードライバー講習費を補助する制度です。
延岡市
県北部に位置する延岡市は、江戸時代には延岡藩の城下町として栄え、戦前からは県内屈指の工業都市として発達しました。合併を経て九州2位の総面積をもつ広大な都市になり、宮崎県北部地域で中核都市の役割を果たしています。
日向灘に面し、多くの河川が市内を流れる、豊かな水の町です。須美江海水浴場や下阿蘇ビーチでのマリンスポーツ、大崩山や比叡山での登山、清流でのカヌーなど、アウトドアを満喫できる環境に恵まれています。
使用料無料のお試し滞在施設がある他、お試し滞在中の宿泊費・レンタカー代の補助があります。また移住・子育て世帯向けに、住宅取得費用や家賃の補助制度が設けられています。
小林市
小林市は県南西部に位置し、北は熊本県、南部は鹿児島県に接しています。霧島連山や九州山地に囲まれた、森林や高原の緑あふれる町で、豊かな果物や野菜が実ります。
多数の湧水があり、ホタルの生息地としても知られます。小林市にはさまざまな移住支援策があり、なかでも住まいの支援が充実しています。
空き家バンク制度があり、賃貸借契約後は最大50万円の空き家改修費助成を受けることができます。耐震化行為や住宅リフォームへの補助もある他、公営の山村定住住宅は入居5年経過後に買い取りが可能です。
移住の準備には1日1,000円のお試し滞在施設を利用するとよいでしょう。
日向市
日向市は日向灘に面し、細島港を中心とした港湾工業都市として発展してきました。宮崎県の中でも特に日照時間が多く南国ムードを味わえます。
全国でも有数のサーフスポットとして知られ、「リラックス・サーフタウン日向」という町おこしプロジェクトが進められています。美しい山々や海岸に囲まれ、豊かな農産物や海の幸も大きな魅力です。
移住支援としては、1日1,000円、最長14日間利用できるお試し滞在施設が設けられています。また空き家バンク制度がある他、移住希望者向け市営住宅の貸し出しが行われています。
まとめ
青い海に太陽が輝き、温暖な気候と豊かな自然に包まれる宮崎県。それでいて市街地の利便性は申し分ないですし、物価が安く通勤時間が短いなど、暮らしを充実させる条件が揃っていると言えるのではないでしょうか。
地域全体で子育て家庭を応援する取り組みからは、温かい地域性が窺えます。県や市町村が実施する移住支援制度も、宮崎県での生活を始める後押しとなるでしょう。
提供・移住支援.com
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