退職の菓子折りと共に贈るメッセージ例文集

退職の際、菓子折りをお世話になった方々へ感謝の意を込めて贈る方も多いでしょう。菓子折りだけでも気持ちは伝わりますが、メッセージを贈ればより感謝が伝わりやすくなります。

本記事では退職の菓子折りと共に贈るメッセージの例文を上司・同僚・後輩にわけてご紹介。例文の前に確認しておきたいポイントもご紹介していますので、ご参考ください。

菓子折りにメッセージをつける時のポイント

《例文》退職の菓子折りと共にお礼のメッセージを。上司・同僚・後輩に送る言葉たち
(画像=pexels.com Folkより引用)

退職の菓子折りと共にメッセージを贈る場合に意識したいポイントが大きく分けて4つあります。主に、「内容の簡潔さ」「気遣い」「感謝の意」「メッセージを贈るタイミング」です。

これらを意識せずに適当な言葉を贈ってしまうと、せっかく菓子折りを用意しても後味の悪い退職になりかねません。そうならないためにも、まずはメッセージを贈る際のポイントを確認しておきましょう。

そもそも退職の菓子折りにメッセージは必要か

結論からいいますと退職時に菓子折りを贈る場合には強制ではありませんが、できれば一緒に贈った方が好ましいです。退職の菓子折り自体強制ではなく気持ちで贈るため添えるメッセージも同様となります。

なので退職時の菓子折りやメッセージを贈らなければ、マナー違反ということではありません。しかし、円満退社を望む場合には菓子折りと共にメッセージを贈る方が好ましいです。

退職の菓子折りとメッセージを贈るタイミング

一般的に退職の菓子折りとメッセージを贈るタイミングは出社最終日です。業務中に配るのは避け、休憩中や就業後の時間を活用しましょう。もちろん退職する際に挨拶する場を設けてもらえる場合は、そのタイミングで贈る方がスムーズです。

また、不在の方へ贈る場合にはデスクの上に置いておくのもかまいません。その際には退社の日付と自分の名前をメッセージに添えておきましょう。

菓子折りにつけるメッセージ内容は簡潔に

これまでお世話になった会社関係者へ、退職の菓子折りを贈る際に添えるメッセージは、できるだけ簡潔にまとめましょう。まず、話を盛り込みすぎてしまうと重要な言葉が薄れてしまうためです。

次に、退職の菓子折りと共にメッセージを贈る際は手紙やカードなどスタイルが変わりますよね。付箋やカードだと文字数が限られるため、できるだけ簡潔にまとめる必要があります。

短いメッセージの中にも気遣いの言葉を 退職の菓子折りに添える短いメッセージを書く際、できれば体を労わる言葉などを加えましょう。例えば、体を労わる言葉やこれからの発展を願う言葉などが一般的です。

ここで注意したいのが表現の重複。例を挙げるなら「お体ご自愛ください」という文章は言葉の意味が重複しているため使いません。体を労わる言葉なら「お体おいといください」「どうかご自愛ください」などを使います。

退職時に忘れてはいけない感謝の言葉

「ありがとう」の気持ちを退職の菓子折りと共にメッセージを贈る際は必ず入れましょう。当たり前に感じますが、書くことがまとまらず忘れてしまったり、遠回しの表現で伝わらなかったりするケースも考えられます。

そのため、感謝の言葉はストレートに表現する方が好ましいです。退職の菓子折りと共に普段は伝えられなかった想いを伝えましょう。

退職の菓子折りに添えたい時の例文《上司》

《例文》退職の菓子折りと共にお礼のメッセージを。上司・同僚・後輩に送る言葉たち
(画像=pexels.com Folkより引用)

ここからは、退職の菓子折りと共に上司へ贈るメッセージをご紹介します。これまで指導やアドバイスなど仕事に関するノウハウを教えてくれた上司。退職すると会うことも難しくなるので、お世話になった上司へ感謝の気持ちを伝えましょう。

退職の菓子折りに添えるメッセージは上司との関係性や贈るスタイルによって内容も多少変わるので例文をご参考ください。

お世話になった上司へ感謝のメッセージ例文

例文:〇年間大変お世話になりました。部長のもとで過ごした日々と経験は、私にとって大きな糧です。ご指導いただいたことを今後の人生に活かし、夢を実現させたいと思います。くれぐれもお体を大切にお過ごしください。

例文では、日々を思い出す文章になっています。上司がいたからこそ経験でき、成長できたことに感謝する例文です。菓子折りと共に贈れば、きっと喜んでくれますよ。

上司との思い出を書いたメッセージ例文

例文:これまで大変お世話になりました。私が長らく苦手としていたことも、部長は最後まで熱心に教えてくださいました。そのおかげで今回新たなチャレンジに踏み切るチャンスを頂いたと思っています。本当にありがとうございました。

○○部長もこれからお忙しくなると思いますが、どうぞお体を大切になさってください。

例文よりも具体的な思い出を言葉にすると貰った時に喜んでくれますよ。

大和言葉を使ったメッセージ例文

例文:○月〇日をもって退職することとなりました。本当にお世話になりました。部長にご指導いただいたことは私の財産です。これからますます忙しくなると思いますが、どうかお体おいといください。

ここで使われる「厭う」は大事にするという意味です。やわらかな響きの大和言葉「おいといください」を使うと品のある文章になりますよ。退職の菓子折りに添える上司への文章にピッタリです。

退職日に不在の上司へのメッセージ例文

例文:○○部長、今日まで大変お世話になりました。退職最終日に挨拶をさせて頂きたかったのですが、急な出張ということで、また日を改めて挨拶させていただきます。お体にお気をつけてお過ごしください。

退職最終日に上司が不在、ということも考えられます。その際はひとまず簡単なメッセージを残しておくほうが無難です。後日、改めて菓子折りと共に挨拶するといいでしょう。

カードなどに書く上司への一言メッセージ例文

例文:〇年間、大変お世話になりました。これまでご指導いただきありがとうございました。

退職の菓子折りにカードや付箋をつける際は例文のように、短い言葉で簡潔に書いた方が見栄えもいいです。また、相手と自分の名前を書くスペースも忘れずにしましょう。付箋に書く場合は飾りをつけたり可愛く切り抜いたりするなど工夫した方がおしゃれになります。