「犬みたいな猫」と聞いて…
少しでも安心しながら家に慣れてもらうため、さしみさんはお迎え後1週間はぽん太郎くんにケージで過ごしてもらうことに。
その後は一部屋から慣れてもらう予定でしたが、さしみさんの心配をよそにぽん太郎くんはまるで何年も前から飼い猫だったかのように、おうちでリラックス。
「犬みたいにお腹を出して。なでなで要求が激しい子でした。友人から犬みたいな猫と聞いた時は、本当にそんな子がいるのかと半信半疑でしたが、犬でした(笑)」 共に暮らす時間が長くなるにつれ、ぽん太郎くんは我を出してくれるようになりました。
イエスマンだった愛猫が自分らしくいてくれるように
「前はイエスマンのように『何でもします』という感じだったのに、今はちゃんと嫌な顔をするようになりました。」 その一方で変わらないのは、おしゃべり好きなところ。さしみさんが話しかけると、短く「ニャッ」と鳴き、お返事をしてくれます。
そんなぽん太郎くんが大好きなのは、膝に抱きかかえられること。大好きな人のぬくもりを感じると恍惚とした表情を浮かべながら見つめてきて、「ンッンッアッアッ」と、喜びを表現します。
ようやくたどり着いた、さしみさん宅という安寧の地。ここは、ぽん太郎くんにとってかけがえのない場所になっています。
2代目看板猫としてお店で奮闘中!
さしみさん宅は自宅兼理容店。男性のお客さんをメインに、カットやシェービングを行っています。営業中、ぽん太郎くんは人の動線に座って挨拶するなどし、接客しています。
疲れた時は空いている席や荷物入れで爆睡し、一休みします。
「お客様がいない時は隙あらば施術席で寝ようとするので、コロコロが手放せません。お客様は猫好きの方が多くて、すやすや眠るぽん太郎を眺めたり、カバンが毛だらけになっても許してくれたりする。優しい方ばかりです」
人を愛し続け、周りを幸せにするぽん太郎くん
お店は現在、コロナの影響で完全予約制。接客に励むぽん太郎くんに出会うには平日お昼すぎの13~14時頃に訪れるのがおすすめです。
不遇な経験をしても人を愛し続け、これまで貰ってきた愛を変換して周りを幸せにするぽん太郎くん。そのニャン生に触れると、目の前の命に最期まで責任を持つことはもちろん、もしもの時に愛猫を守る対策法も考えていきたくなります。
<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
提供・女子SPA!
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