結婚しないことで生まれるメリット・デメリット
「男は結婚しない方が幸せだ」
「結婚しない男は頭いい」
「結婚しない男は賢い」
これらは結婚しない男性に対する「肯定的な意見」ですよね。
果たして、結婚しない男性にデメリットはないのでしょうか。
ここでは、結婚しないことで生まれるメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
結婚しないことで生まれる3つのメリット
まずは結婚しないことで生まれる「メリット」を考えてみましょう。
■ 時間を自由に使える
時間を自由に使えるのは結婚しないメリットの一つ。
気持ちの赴くまま、出かける・外食するなど自由自在です。
休日は朝から晩まで趣味の時間に没頭することも可能です。
■ 余裕がのある生活ができる
時間だけでなく、金銭的にも余裕があるのが結婚しないメリット。
自分のお給料は自分のためだけに使えます。
お給料に余裕があれば、生活を切り詰めなくても旅行やショッピングなども楽しめます。
金銭面は精神的な余裕にも繋がるため、充実した生活を送れるでしょう。
■ 重圧がかからないので気楽
自分のペースでのんびり気楽に生きられるのも結婚しないメリットです。
結婚すれば、自分のペースだけでなく家族のペースも考えなくてはいけません。
家族を幸せにしなくては…
もっと貯金しなくては…
とプレッシャーを感じる機会も少ないでしょう。
比較的、気楽にのんびりした日々を過ごすことができます。
結婚しないことで生まれる5つのデメリット
結婚しないことはいいことばかりではありません。
もちろん、結婚しない男が直面する「デメリット」が存在します。
■ 周りからの評価が下がる
『結婚できない男(フジテレビ)』や『東京独身男子(テレビ朝日)』など、「あえて結婚しない男性」を題材にしたドラマも見かけるようになりました。
これこそまさに、「結婚しない=悪いことではない」という風潮が広まった証。
しかし、まだまだ「結婚=当たり前」という考えが残っているのも事実です。
社会に出れば、「既婚者は信頼感が増す」「既婚者はクライアントからの安心感に繋がる」という考えも少なくないからです。
つまり、結婚しないと「社会的な評価」を下げる可能性があるということ。
いくら「あえて結婚しない」と言っても、「あの人はまだ結婚していない」「どこか性格に問題があるのではないか?」と詮索される可能性が高くなります。
■ ふとした時に寂しくなる
・仕事で大きな失敗をした時
・お正月など家族で過ごすことが多い時
・友人から幸せそうなエピソードを聞いた時
・独身の友人が次々に結婚を決めていく時
「あえて結婚しない」と言っても、人間はふとした瞬間に寂しさを感じるものです。
特に、弱っている時は要注意です。
■ 自分の家族を持つ幸せを知れない
当たり前のことですが、結婚しなければ家族を持つ幸せや喜びを知ることはできません。
同世代の同僚や友人からエピソードを聞いて「きっと家族ってこんな感じなんだろうな」とイメージできるかもしれません。
しかし、あくまでそれは想像にすぎませんよね。
・仕事で辛いことがあっても子供の顔を見れば頑張れる
・家族や子供の成長をみて心から感動する
・子供から感謝の手紙をもらう
こうした経験は、結婚しなければ一生得られることはありません。
家族から感じる喜びや感動を得られないことは、結婚しない大きなデメリットと言えるのではないでしょうか。
■ 家族や周りからの批判を受けることも
「そろそろ結婚したら?」
「いつまで好き勝手生きてるの?」
結婚しないことで親御さんや周りから批判を受けることもあるはず。
自由が生き方を全ての人に受け入れてもらえる訳ではありません。
結婚しないことで周りの声が「うっとしいな」と感じることもあります。
多少ストレスを感じる時間があるのはデメリットと言えるのではないでしょうか。
■ 時間が経つにつれて孤独も増える
20〜30代の頃なら共に独身を謳歌する友人も多いかもしれません。
しかし、それは時間の問題。
30代後半をすぎたあたりから、周りがどんどん結婚。
「気がつけば独身の友人が一人もいない…」
「気軽に飲みに誘える友人がいない…」
家庭を持てば、家族が優先になるのは当たり前です。
歳を重ねるごとに、寂しさから孤独を感じる瞬間も増えるでしょう。
結婚しないのはなぜ?6つの男性心理を知ろう!
結婚しない選択はメリットだけでなく、多くのデメリットが発生します。
しかし、それでもなお「あえて結婚しない」人生を選択する男性は多く存在します。
令和2年国税調査によると、30〜34歳の男性の中で「既婚男性」が46.1%に対し「未婚男性」の方は51.8%という結果でした。
この結果から、30代前半の「半数以上男性」が結婚していないことがわかります。
「令和2年国税調査」
もちろんデータ上のことではありますが、過去のデータと比較すると未婚男性が増加していることもわかっています。
一体なぜ、「結婚しない」ことを選択する男性が増えているのでしょうか。
ここでは、考えられる男性心理を6つ紹介します。
責任を負いたくない
最近の男性は結婚に消極的だと言われています。
・長く付き合っている彼女がいても、なかなかプロポーズする気にならない
・「結婚」と言葉が出ると逃げ出したくなる
・なかなか結婚に踏み込む気持ちが起きない
これは、いつまでも責任のない立場でいたいとする「ピーターパン症候群」が増えていることが原因と言われています。
結婚することで家族を守る責任が生じますよね。
つまり、結婚しない男性が増えているのは責任を負う立場から逃れたいという心理が働くからだといえるでしょう。
女性を支える必要がないように思える
多くの男性の中には「大切な人を守りたい」「助けてあげたい」という「庇護欲(ひごよく)」が強い傾向があります。
しかし、
・仕事もプライベートも一人でも平気
・悩み事も自分で解決してしまう
こうした強くたくましい女性には、なかなか「庇護欲」をかきたてられません。
つまり、わざわざ自分が女性を支える必要性を感じないことも、結婚しない男性を増加させる原因のひとつと言えるのではないでしょうか。
子供が欲しくない
子供を育てるのにはある程度の費用も必要ですし、その分責任も大きくなります。
子供が欲しくないならば「結婚する必要がない」と感じる男性は多いでしょう。
男女問わず「子供が欲しいから結婚したい」という方も多いですよね。
しかし、そもそも子供が欲しくないならば「結婚したい」という感情が生まれないのも頷けるかもしれません。
忙しくて恋愛する暇がない
マッチングアプリを活用し効率的に結婚相手を見つける方も多くなってきました。
しかし、結婚願望はあっても「忙しくて恋愛する暇がない」という男性も少なくありません。
そもそも恋愛してなければ、結婚へ発展することもありませんよね。
特に20代後半〜30代はどんどん仕事が面白くなってくる時期。
「今は仕事に集中したい」と感じ、結婚を後回しにする男性も多いのではないでしょうか。
周りの既婚者が幸せそうじゃない
「友人が結婚しても幸せそうじゃない…」
「会うたびに奥さんの愚痴がすごい…」
既婚者から幸せそうな話が聞こえてこないと「やっぱり結婚って大変そうだな」「結婚したくないな」と感じてしまう男性も少なくありません。
周りの影響で結婚に対するハードルが上がることが、結婚しない男性が増えている原因のひとつと言えるでしょう。
経済的な問題がある
長く付き合っているカップルが結婚に踏み切れない背景には、経済的な問題も多く影響していると言われています。
「入籍はするけど結婚式はしない」というカップルも増えていますよね。
結婚すれば、新しい生活のための費用が必要です。
将来子供が生まれれば、さらに費用が必要になりますよね。
「結婚=収入が必要」と感じることで、自分の収入に不安を感じ結婚から遠のく男性も増えているのではないでしょうか。