バッグの中で洗えて、干す時の目隠しにもなる

――バッグに入れて干せるというのが便利ですね。

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東日本大震災で被災した女性の声から生まれた“下着セット”がすごい「臭いがストレスだった」
(画像=『女子SPA!』より引用)

人に見られたくない洗濯物を隠して干せます。

本間「『洗濯物を干す場所がない』という声は多く、女性ですと下着を気軽に干せません。ですので、バッグにマチをつけて立体的な形にして、風がしっかりとおる空間を作って干せるようにしました。仮設テントなど、紐をかけられる場所があればどこでも干せるのでパーソナルスペースで洗う・すすぐ・干すができます。メッシュ部分が目隠しになるので、何を干しているのか外から見てもわからないようになっています」

――粉末タイプの洗剤もセットに入っているんですね。

東日本大震災で被災した女性の声から生まれた“下着セット”がすごい「臭いがストレスだった」
(画像=『女子SPA!』より引用)

環境に優しい洗剤。

本間「避難所ではいつものように水をじゃぶじゃぶ使えませんし、使用した水を流す場所も限られています。少ない水でも汚れが確実に落ちて、環境にも優しい粉末洗剤をつけました。洗剤は海上自衛隊の方が、遠洋に行かれる際の洗剤です。海に流してもほぼ影響がないと言われる成分にすることで、使用した水を流す際にも困らないようにしています」

紙ナプキンではなく布ナプキンにした理由

――セットには生理用品も入っているのですが、なぜ紙ナプキンではなく布ナプキンなのでしょうか。

東日本大震災で被災した女性の声から生まれた“下着セット”がすごい「臭いがストレスだった」
(画像=『女子SPA!』より引用)

ケガの際の当布にも使える布ナプキン。

本間「紙ナプキンはほとんどの避難所や自治体がストックをしていて、避難所にたどりつくことができればもらえます。布ナプキンは、避難所にたどり着く前に生理になってしまったり、紙ナプキンのストックがなくなってしまった時に洗って繰り返し使えます。セットの布ナプキンは形をとにかくシンプルにして、干していても布ナプキンとわからないハンカチのような形にしました」