被災した女性たちの声「臭いがストレス」
――レスキューランジェリーは、災害時の女性の「困った」を解消する仕組みがたくさん詰まっているのですが、アイデアはどのように考えたのでしょうか。
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セットになっているバッグで洗濯ができます。
本間「東日本大震災で被災された女性の方々にお会いし、避難所でのお話や困ったことなどをお聞きしました。その中で『下着の替えがなく、臭いがストレスになった』という声が多かったんです。当時よく女性の防災セットに入っていた『使い捨て下着』では、長期間避難所で過ごす場合、すぐにストックがなくなってしまいます。そこで、避難所でも自分で洗える下着を作ろうと思ったんです」
「他人の目が気になって下着を洗えない」
――避難所で洗濯をするのは難しいイメージがあります。
本間「洗う道具もないですし、そうですよね。避難所で生活をされていた方からも『下着を洗いたいけど、他人の目が気になるから洗うことも干すこともできずに困った』という声がありました。そこで、下着を入れて洗えるバッグを開発しました。水を入れても漏れず、もみ洗いもでき、外から洗っているものが見えないという仕様です。洗った後はバッグに入れたまま乾かせるようにしました。」