岐阜県の山間部、飛騨高山地方には歴史・由緒ある古社が数多く点在しており、地元住民の方々から慕われています。本記事では、そんな飛騨高山で参拝におすすめのお社8選を紹介いたします。
【1】飛騨一宮水無神社
高山市の南に位置する標高1,529mの位山(くらいやま)をご神体山としてお祀りする「飛騨の一宮」。飛騨の鎮守、祖神として古くから多くの地元民に信仰されてきた神社です。
創建時期は不明ですが、平安時代の中期に編集された律令「延喜式(えんぎしき)」には、既に「飛騨一宮」としての記載があります。
【2】荒城神社
「水無神社」で言及した「延喜式」の中で、飛騨国内八社の一つと記されている歴史古いお社です。川の神、水の神とされる河伯大明神が祭神としてお祀りされており、地元住民の厚い信仰を集めています。
本殿は室町時代初期の造りが施されており、国の重要文化財です。1390年に再建されたと言われています。またお社には平安時代の作と推定される、神像など貴重な文化財も多く残されています。
【3】阿多由太神社
はっきりとした創建時期は不明ですが、867年に従五位上を授けられた記録が残っており、古くから格式高い神社として信仰を集めてきたお社です。
現在の本殿は室町時代後期に建立された建造物で、国の重要文化財や日本遺産にも認定されています。
【4】気多若宮神社
社伝では能登国(現石川県)一宮の気多神社の分霊を勧請した事が始まりとされていますが、創建の詳細は不明です。最近では2016年に公開されたアニメーション映画『君の名は。』の中でも描かれ、話題となった神社でもあります。
気多若宮神社の例祭「古川祭」は、国の重要無形民俗文化財に認定されており、日本三大裸祭りのひとつとなっています。地元住民はもちろん、多くの見物客にも親しまれているお祭りです。
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