京都府精華町には、いちご狩りが楽しめる観光農園があり、甘くて大粒のいちごが味わえます。町内やお隣の井手町には、大型公園や桜のお花見が楽しめるスポットもあるので、いちご狩りのあとに立ち寄るのもおすすめです。
精華町でいちご狩りを楽しもう
京都府南部の精華町には、いちご狩りが楽しめる観光農園が2つあります。大阪市内や京都市内、奈良市からも比較的近く、車や電車でも訪れやすいので、家族連れなどに人気が高いです。事前に予約して美味しいいちごを味わってみましょう。
大粒のいちごが味わえる「ひろびろ苺ファーム」
ひろびろ苺ファームは、JR祝園(ほうその)駅・近鉄新祝園駅の北西にある観光農園です。2017年に開園した新しい施設ですが、大粒のいちごが30分食べ放題(大人1,700円、小学生1,500円、2歳以上の幼児1,000円)で味わえるので、毎年多くの人が訪れています。筆者もこちらでいちご狩りを体験しましたので、その様子を紹介します。
いちご狩りの方は、事前にネットや電話で予約し、当日は精華町役場の少し北にある写真の建物で受付をします。こちらにもビニールハウスがありますが、実際にいちご狩りをするのは少し離れた場所になるので、送迎車で移動することになります。
観光農園の周辺は、田畑と住宅が混在する地域です。近くの山や丘陵には、竹林も見えています。移動途中などに、のどかな風景も楽しんでみてください。
こちらが、いちご狩りをするビニールハウス内の様子です。地面から離れた高い場所で栽培される「高設栽培」となっており、立ったまま狩れるのが特徴です。「ひろびろ苺ファーム」では、この高設栽培と、地面に畝を作る昔ながらの「土耕栽培」の両方を行っていますが、どちらのハウスで狩るかは選ぶことができません。
スタッフの方の説明を受けたら、さっそくいちご狩りを体験しましょう。大粒で、ヘタの方まで赤くなっているのを選んで摘み取ります。
摘み取ったいちごを口に入れると、パリッとした食感とともに果汁があふれ、華やかないちごの風味が広がります。なんとも幸せな瞬間ですね。こちらで主に味わえる品種は、「さがほのか」だそうです。大粒で、甘みが強く、酸味は控えめなので食べやすいです。いちごは、先端がもっとも甘いので、ヘタの方から食べると美味しくいただけます。
筆者はこちらで、時間ぎりぎりまで味わいましたが、いちごの味も良く、スタッフの方も親切で、満足できるものでした。受付の建物では、いちごの直売が行われていることもあるので、お土産として買って帰っても良いでしょう。
甘いいちごが40分食べ放題の「華やぎ観光農園」
ひろびろ苺ファームの近くにある「華やぎ観光農園」でも、いちご狩りが楽しめます。大粒で甘い「章姫(あきひめ)」や「紅ほっぺ」といった品種のいちごが味わえ、こちらも人気があります。
また、こちらはすべてビニールハウス内の高設栽培となっているので、立ったまま楽にいちご狩りが楽しめるのが特徴となっています。ハウス内の通路も広く、車いすやベビーカーでも利用できるのがうれしいですね。
いちご狩りは、40分の食べ放題(大人1,800円、小学生1,600円、3歳以上の幼児1,300円)となっており、ゆっくりと味わうことができます。開催期間は、1月中旬から5月下旬までとなっており、インターネット、電話で予約を受け付けています。
精華町・井手町でお花見や散策を楽しもう
いちご狩りを楽しんだ後は、周辺の散策やお花見を楽しんでみませんか?精華町や、お隣の井手町には、大型の公園や、桜のお花見が楽しめるスポットが点在していますよ。
けいはんな記念公園
けいはんな記念公園は、京都府、大阪府、奈良県にまたがる関西文化学術研究都市の建設を記念して整備された、都市公園です。24.1ヘクタールの広大な敷地は、無料区域と有料区域に分かれていますが、いずれも地域の里山の風景、自然を生かしたものとなっています。
無料区域
無料区域には、大きな芝生広場や散策路があります。芝生広場は棚田のようになっており、遊具もあるので、家族連れなどが遊んだり、お弁当を食べたりと、思い思いに過ごしています。
この芝生広場周辺には、約300本の桜が植えられており、春には美しく咲き誇ります。高速道路のインターチェンジや幹線道路からのアクセスも良く、気軽にお花見が楽しめるので、お花見スポットとして人気が高いです。公園の周辺には、飲食店やスーパーもあります。
芝生広場の東側には、里山の風景を再現した「谷あい」のエリアがあります。澄んだ水が流れる小さな谷に沿って、散策路が続いており、周囲には竹林や梅林もあります。
梅林には、50本ほどの梅の木が植えられており、例年1月下旬頃から3月頃まで美しい花を咲かせます。この梅林には、ハナモモも植えられています。里山の風情が感じられる散策路を歩くと、心が落ち着くでしょう。