「アジリティという言葉を聞いたことはあるが、どのようなものか知らない」という方や「愛犬と楽しめることは知っているけど、どんなメリットがあるの?」ともっとアジリティについて深く知りたい方もいるでしょう。
そこで今回は、アジリティとは何か、そのメリット、自宅で楽しめるアジリティグッズについて解説します。アジリティをうまく活用して、愛犬との触れ合いの時間をより豊かにしましょう。
「アジリティ」とは?
アジリティとは、1978年にイギリスで生まれたドッグスポーツです。
飼い主や指導手と犬がペアとなり、息を合わせて、設置された障害物をクリアして制限時間内にゴールを目指します。設置される障害物にはトンネルやハードル、シーソー、壁、タイヤ、ドッグ・ウォーク(歩道橋)などがあり、このような障害物を倒したり、拒絶したりしないよう、うまくコースを走り抜ける必要があります。
競技会では、障害物の数や種類によってS(スモール)、M(ミディアム)、L(ラージ)のクラスに分けられます。犬のサイズや犬種を問わず参加可能な競技です。 基本的なトレーニングができていれば、初心者でも比較的参加しやすくなっています。
愛犬との信頼関係や絆を深めたり、愛犬の精神力も鍛えたりすることができるメリットがあります。
アジリティは家でもできる!散歩代わりの運動にも最適
ここまで、競技としてのアジリティについて説明してきましたが、実はアジリティは自宅でも気軽に楽しるというのはご存知ですか?最近では自宅で使いやすい、簡易なアジリティグッズが登場しています。
普段、自宅でアジリティを使い遊ぶことには多くのメリットがあります。例えば、夏の暑い日や、雨の日、散歩に行けない日などはお庭や室内で遊ぶことで、愛犬の運動不足解消やストレス発散につなげることができます。 また、普段の散歩だけでは解消できない運動不足にも最適です。
アジリティは愛犬と飼い主さんが一緒に遊ぶので、愛犬とより深いコミュニケーションを図ることができるでしょう。
自宅で使いやすい!初心者におすすめアジリティグッズ
「アジリティに興味があるけれど、何から始めたらいいの?」「初心者はまずどれを買うべき?」などお悩みの方も多いでしょう。
ここでは、自宅でも気軽に遊べるアジリティグッズを紹介します。
ハードル
アジリティの競技会でもよく使用されるのがハードルです。室内用としてコンパクトに収納できるものもあり、自宅で使用するのにぴったりです。また、高さの調整ができるものもあるので、愛犬に合わせて難易度も調整できます。
まずは、またぐように飛び越える低さから練習できるので、初心者にも使いやすいアイテムと言えます。運動になるのはもちろん、やる気や向上心も育むことができます。
トンネル
長い筒の中を通り抜けるトンネル。難しい動きがないため、こちらも初心者にはぴったりと言えるでしょう。
狭いところに入るのを不安に感じる子もいるので、トンネルの反対側からやさしく声をかけて、少しずつ練習をしてみるのがおすすめです。
スラローム
スラロームとは、等間隔に置かれているポールをジグザグに通り抜ける障害物です。組み立て式のものが多いため、自宅でも使用しやすいでしょう。
他のアジリティと比較し、ややトレーニングが必要ですが、できるようになれば良い運動になります。小型犬なら家の廊下などを使ってできるのも、大きなメリットと言えるでしょう。