男女を入れ替えてみると…炎上になりにくい!?
今回のケースで、男女を入れ替えて考えてみましょう。揚げ物を食べたいのが妻であり、夫が揚げ物を作ってくれない。そんな中、妻の実家で実父に「夫が揚げ物を作ってくれない」と愚痴をこぼしたとします。果たしてこれ、話題になるでしょうか?
つまり、夫が万が一そのような窮地に立たされたとしても、ネットは夫を救ってくれない(強い共感を得られない)ことが多いのではないでしょうか。
これについて、ポジティブな解釈をすれば、かわいそうな妻に共感してくれる味方はたくさんいるということ。細かい部分を気にしていくとだんだん頭が混乱してきますから、最後に2つの結論で締めくくりたいと思います。
おいしい揚げ物は自分で食べよう
私は、市販も自作も揚げ物が大好きです!
今後も、家事や料理において同様の問題は起こりうると推測されます。そんなときは臆せずに解消方法を探すべきだと思います。ネットでもリアルでも、誰かが共感して助けてくれるからです。
そして、今回の一連の問題を俯瞰してとらえた場合、“揚げ物がまずい”という悪口は見当たらず、健康面はさておき、多くの人が揚げ物を愛していることは確かな事実ではないでしょうか。
こういう問題が起こった際は、深刻に受け取らず、夫には内緒でちゃっかりおいしい揚げ物を食べに行くのもアリだと思います(私だったらそうします(笑))。
改めて、毎日料理を頑張る奥さんに敬意をこめたいと思います。そして彼女たちが手を抜くこと。万が一、家族から批判されたときは逃げてもいい、反抗してもいいのではないかと考えます。
家族の食事は家族みんなで考えていくことを忘れず、どうか苦しむ奥様がこの先少しでも増えないことを、強く祈ります!
<文・撮影/スギアカツキ> スギアカツキ 食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
提供・女子SPA!
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