むやみに料理を作らされているなら、夫の期待に従う必要ナシ

夫婦の“揚げ物論争”が話題。夫の言動で傷つかないために守るべきコト
(画像=『女子SPA!』より引用)

まず1について。このような問題が起こると、「料理は奥さんに作ってもらって当たり前」という安易な考えに対して批判が集まりますが、問題はもっと先に進んでいます。イメージや考えのようなカタチないことではなく、毎日奥さんが料理を強いられる“事実(=カタチあるコト)”こそが大問題なわけです。

 世の奥様、むやみに料理を作らされている方々の気持ちを代弁したいのですが、そんな場合は夫の期待に従う必要はないと思います。

「妻が料理を作って当たり前」「家族の好きなものを文句言わずに作るべき」という実態に大きなストレスを感じている場合は、早急に話し合いをすべきだと思いますが、すぐに解決できた話を、私は聞いたことがありません。

 また、3「揚げ物はやっぱり面倒である(かもしれない)」ついてですが、どんな工夫をしたとしても、作る人が“面倒だ”と感じるのであれば、それはなかなか払拭されないかもしれないと、私は考えます。便利グッズを使っても、揚げ物の片付けや手間はゼロにはなりません。

 作る本人が、「自作はやっぱりおいしいから、面倒でも作って食べたい! 頑張って作ったら家族が大喜びしてくれた!」という確かな報いを受けることがないと、ブレイクスルーはないように感じています。

嫌な思いをしたら、誰にでもいいから“頼ること”

 そうです、この中で比較的速やかに対処できるのは、2の「夫のちょっとした言動は、想像以上に妻を傷つけてしまう」。

 夫の立場にいる人は、作ってもらう相手に対してもっと配慮をすべき。奥さんは毎日家事や仕事、育児を頑張っている中で、体調が悪いときもあるでしょうし、料理の好き嫌いがあるのも自然です。

 そして妻が作らないなら自分が作るしかない、といった応急処置は危険。「今日のごはんは誰がどうする?」という根本的な問題を、夫婦や家族で決めるようにするのはいかがでしょうか。必ずしも料理をする必要もありません。

 そして、万が一嫌な思いをしてしまった場合、妻はツイッターなりネットなり、自分の家族なり、誰にでも、どこにでも頼ることで救われる場合があります。まずは短期的だったとしても、そのストレスをしっかり解消すべき。大事なのは、苦しみ過ぎないことです。

 そしてもう一つ気がついたことがあります。それは、今回の問題で立場が逆転した場合に、どうなるかということ。