ホテルに滞在した際、宿泊客がホテルマンを問い詰めているような光景に出くわしたことはありませんか?宿泊客の中には困った要望を通そうとする方や「どうしてそんなことになったの?」と目を疑うようなことをする方もいます。そこで今回は、元外資系ホテルのフロント担当者に、あり得ない宿泊客のエピソードを聞いてみました。
満室とお断りしただけなのに……
Aさんが勤務しているホテルの近くでお祭りがあった日、ある男性がホテルを訪れました。その男性は酔っており、宿泊先を探していました。
あいにく部屋は満室だったため、丁寧にお断りすると、激高して持っていたたこ焼きをスタッフに投げつけました。その後、その男性は何事もないようにそそくさとホテルを出ていったそうです。
酔っても部屋は間違えないで!
ある夜、スタッフから慌てた様子でAさんのいるフロントへ電話がかかってきました。なんと、お客様が非常階段で寝ているというのです。
Aさんが行ってみると、酔って非常扉を自分の部屋の扉と勘違いした宿泊客がその場で寝てしまっていました。数人のスタッフで部屋へと運びましたが、ケガもなく無事な様子。しかし、もし見つけたスタッフが非常階段を利用していなかったら……と考えゾッとしたそうです。