国営昭和記念公園は、東京都立川市と昭島市に広がる国営公園。広大な面積を誇る園内には、小さい子用の遊具がそろう「わんぱくゆうぐ」エリアや、関東最大級のこどものテーマパーク「こどもの森」、野鳥観察やボート漕ぎを楽しめる「水鳥の池」、ピクニックに最適な「みんなの原っぱ」など、子どもが喜ぶスポットに満ち溢れています。今回は国営昭和記念公園を実際に訪れて、その魅力を探ってきました。
国営昭和記念公園とは
国営昭和記念公園は、昭和天皇御在位50年を記念し、‟国民が自然の中で心身ともに健やかな心を育み、英知を養う場”として1983年に開園しました。同公園は立川基地跡のうち、東京ドーム39個分にもおよぶ広大な敷地を有しており、園内各所にユニークな遊具や、自然美を感じられる見どころが点在しています。
園内を効率的に回れるおすすめ交通手段は?
東京ドーム約39個分の広大な敷地内を徒歩で回るのはかなり大変なこと。体力的にきついのはもちろん、限られた時間内で行きたい場所を回りきれないという問題もあります。
そんなときは、小さな子どもと一緒でも移動しやすい「レンタサイクル」や、園内各地を周遊できる「パークトレイン」を利用するのがおすすめ。
見どころスポットを多く回りたいときは必須の乗り物なので、ぜひチェックしておきましょう。
■マウンテンバイクやタンデム自転車に乗れる「レンタサイクル」
小回りが利く移動手段が欲しいなら、園内入口付近にあるレンタサイクルを利用しましょう。
サイクルセンターは、立川口・西立川口・砂川口の3ヵ所にあります。サイズは子ども用から大人用まで豊富に用意されているので、家族全員分の移動手段をすぐに揃えられます。
ちなみに、子ども用自転車は18インチから用意。目安としては、身長100cm以上または4歳くらいの子どもであれば乗車できるサイズです。
前輪スペースに子どもを乗せられるカゴ付き自転車も用意。補助輪付きの自転車がないので、一人で自転車に乗れない子どもにはこちらが適しています。
2人でペダルを漕いで進む「タンデム自転車」もレンタル可能。乗り方は少しコツがいりますが、前に座って方向をコントロールすることで、子どもの運転をサポートできるのが魅力です。
親子水入らずで楽しい自転車旅を楽しみたい方にはおすすめですよ!
そのほか、立川口サイクルセンターでは一輪車の貸し出しも行っています。
立川口・西立川口・砂川口サイクルセンター
住所:東京都立川市砂川町2丁目65−1(砂川口サイクルセンター)
電話番号:042-528-1751(国営昭和記念公園管理センター)
利用時間:9:30~閉園1時間前まで
料金:
大人(15歳以上)3時間…420円(30分ごとに70円)1日券…530円
子ども (中学生以下)3時間…260円(30分ごとに30円)1日券…320円
レンタルしたあとの移動は、自転車専用のサイクリングロードを利用しましょう。
美しい緑に囲まれたサイクリングロードは、ただ走っているだけで爽快な気分になれるもの!総延長14kmにも及ぶコースは園内各地の名所スポットに通じており、快適な移動を楽しめます。
歩行者がいないので安全性が高く、ゆっくりと景色を眺めながら走れるのも嬉しいところです。
■のんびりと周遊!車掌さんの園内紹介が楽しい「パークトレイン」
鉄道を彷彿とさせるかわいい見た目の「パークトレイン」は、園内を周遊している乗り物です。
園内7ヵ所に乗り場があり、子供だけではなく大人も乗車可能。どの乗り場でも大体20分前後の間隔で発着しているので、時間はそこまで気にしなくても大丈夫です。
車いすの方でもそのまま乗車できますし、ベビーカーをお持ちの方でも持ち込めます。
パークトレインは、蒸気機関車が走るときに発する「シュッシュッシュッ」という音を響かせながら、園内をゆっくりと1時間くらいかけて一周します。
車内では、車掌さんがマイクを使って園内の見どころを紹介。まるで観光列車で旅をしているような気分を味わえちゃいます。揺れも心地良く、ずっと乗っていたくなりますよ。
乗車するときは、車掌さんからチケットを購入します。途中下車して再度乗車する場合は、その都度チケットの購入が必要になります。
何度も利用したい方は、一日乗り放題のフリーパス券を購入しましょう。
パークトレイン
運行時刻:各停留所で確認(季節や天候、イベントなどで時刻は変更あり)
料金:
通常料金 大人(15歳以上)/310円 子ども(4歳以上中学生以下)/160円
一日フリーパス券 4歳以上/520円(※当日限り有効)
シルバーパス券 65歳以上/420円(※季節による)