沖縄の水族館と言えば、「ちゅら海水族館」が有名ですが、沖縄本土には、もう一つ魅力的な水族館があります。2020年にオープンした「DMMかりゆし水族館」は、デジタルコンテンツ企業として有名なDMMがプロデュースする最先端の水族館です。那覇の新たな観光スポットとして注目されている、DMMかりゆし水族館のみどころをご紹介します。
DMMかりゆし水族館とは?
2020年5月に沖縄県豊見城市に開設した、沖縄では2つ目となる水族館。2021年7月にリニューアルし、より魅力的な水族館となりました。那覇空港の近くにあるためアクセスが良く、限られた旅の日程で立ち寄るのもおすすめの立地です。
沖縄のもう一つの水族館、美ら海水族館と比較すると大型の生物は少ないですが、かりゆし水族館の特徴はなんと言っても、デジタルコンテンツを使った演出。大迫力の映像や技術を駆使した近未来的な水族館です。
かりゆし水族館の魅力①:生き物解説はすべて公式アプリで!展示パネルのない水族館
水族館といえば、生物の紹介に関する展示や館内案内のパンフレットがあるのが一般的です。しかし、かりゆし水族館には、そういった展示物や館内案内が見当たりません。生き物の解説や館内のフロアマップなどの情報は、公式アプリで案内をしています。入館前にダウンロードしておくのがおすすめ!
- DMMかりゆし水族館 公式アプリ
公式アプリの特徴1:集めて楽しい!いきもの図鑑
水槽の近くにあるパネルにアプリをかざすと、生き物の解説をみる事ができます。解説をみた生き物は、「いきもの図鑑」に記録されていき、一覧で見ることができます。また、 水族館にいる人気の生き物をアプリ内に集められる「いきものあつめ」という機能があり、スタンプラリーのようで子どもたちに大人気。
館内にいる間はもちろん、館外でも閲覧することができ、水族館から帰宅した後も楽しめます。体験型のアプリなので、水族館を何倍も楽しむことができる仕組みです。
公式アプリの特徴2:方言で楽しめる!音声ガイド
有料コンテンツになりますが、音声ガイドを活用して館内をさらに楽しむこともできます。こちらの音声ガイドの面白い点は、方言によるバリエーションが用意されている点です。 [標準語]、 [関西篇]、 [福岡篇]、 [沖縄篇]の4種類のガイドコンテンツが用意されており、それぞれ人気の俳優やナレーターによるナビゲーションを体験できます。
かりゆし水族館の魅力②:大迫力の映像と光と音を使った空間演出
かりゆし水族館の最大の特徴が、映像や音を使った立体的な空間の演出です。最先端のカメラワークで撮影した映像や音、光で表現した沖縄の美しい海と生物の世界は大変魅力的。各エリアの特徴と見どころをご紹介します。
沖縄の森をイメージした、常緑の世界!「亜熱帯の森」
入口ゲートでプロローグの映像をみたあと、はじめに出現するエリアが「亜熱帯の森」。沖縄本島北部の「やんばる」の森をモチーフにした、ガジュマルの木々に覆われた空間です。淡水魚、爬虫類、両生類など沖縄の気候帯に生息する生き物を観察できます。耳を澄ますと、鳥のさえずりや、虫の声も聞こえてきます。本当に森の中にいるような感覚になるエリアです。
巨大なバーチャル水槽、「バーチャルあしびなー」
5枚のパネルを大きな水槽に見立てた、バーチャル水槽。CGで再現された、ジンベエザメやダイオウイカなどの大型生物のダイナミックな映像が圧巻です。パネルの水面には実際に水が流れていて、よりリアルな映像を体感することができます。
近未来的な空間!?光の演出が幻想的な「クラゲよんなー」
こちらは、大きな円柱の水槽にクラゲのみが生息するエリア。光と音の演出と共にふわふわと浮かぶクラゲは、まるで宇宙空間を表現しているようで、なんとも幻想的です。季節によって、音と光で演出するイベントも行われます。
まるで実際のビーチにいるような錯覚!「うみかじドーム」
沖縄の海の波打ち際を再現したエリア。前方のスクリーンと、ビーチを再現した実際に水が張られたエリアで構成されています。このエリアのみどころは、リアルな時間経過との連動です。昼は美しい海や空、夕方には夕焼け、夜には星空といったように、訪れる時間帯によって異なる景色に変化します。まるで実際のビーチに来ているかのようです。